黒と白の念子 Ⅱ (ページ32)

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83話ページ32

ポロ)ﾊｧ…まあいいわ、それよりも……

そう言ったポロちゃんは、
イルマ様とプルソンくんを抱える。

それを見た問題児達は、
イルマくんとプルソンが食べられる！と叫ぶ

ポロ)食べないわよ。まだ

問題児)まだ！？

ポロ)ついてきなさい！クソガキ共！

そう言ってポロちゃん含め問題児達が向かった先は屋上。

ポロ)さーて！じゃ表彰式やるわよ！プルちゃん！あんたの恋人貸しなさい

そう言ってポロちゃんはプルソンくんのトランペットを借りる。

ポロ)いいことガキ共！この王の教室はねぇ私とデルちゃんとAの愛の巣なんだから下手に扱ったら喉笛喰いちぎって楽器にしてやるわよ！いいね！

そして、トランペットに口をつける。

ポロ)これは、祝砲。とくとお聴き

たった一音。

たった一音で水が空へ昇っていく。
それは空に浮かぶ川。

ソイ)たった一音で…

ポロ)当然。王の音ならこれくらいできないとね、さぁ手をお出し。元13冠アムドゥスキアス・ポロの名において、問題児たちにランク4を授ける

皆、おぉぉぉと喜んでいるが、
ポロちゃんは誰が全員にと言って、
イルマ様に渡したのは、5(へー)のバッチだった。

そして、音楽祭の打ち上げ……

一年生で全員4をとるという偉業を達成した問題児達は
大はしゃぎをする。

そんな中、我々を褒めるべき悪魔がいる！と叫ぶリードくん。
彼が指差す先には、カルエゴくんと私。

カルエゴ)そうだな……一年生で全員4など、バビルスの歴史の中でも稀を見ない。やれと言われておいそれとできることではない。前に伝えた通り貴様らの為したことはまさしく偉業なのだ。まさかあの問題児たちがそうも成長するとは本当に誇らしく思うぞ全く……

凄くいい事を言ったあと、カルエゴは、
実に見事だな私の指導力はと、自分を褒めた。

A)大人げないですね。カルエゴくんは

ジャズ)まぁ俺らはいいけどさ〜せめて音楽チームは褒めてあげなよ

と言うジャズくんに、
カルエゴくんはイルマ様とプルソンくんの頭を軽くたたく。

私も、それに続いて2人の頭を優しく撫で、
おめでとう。よく頑張りました。と言った。