黒と白の念子 Ⅱ (ページ26)

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76話ページ26

A)では、改めて自己紹介致します。私の名はシュラム・A。魔界ではソロモン王と呼ばれています。かつて、ここバビルスで消失の魔王デルキラと共にこの王の教室を頂き、デルキラをサポートする相棒(パートナー)をしておりました。

そこまで話すと、魔王好きのサブノックくんが涙を流し始めた。

サブロ)ま、まさか、こんな近くにソロモン王が居たとは

入間)そ、ソロモン王って前にサブノックくんが言ってた……

サブロ)うむ！ソロモン王、それは、代々魔王に仕え平和へ導く為の知恵と力を授ける者！その者は戦を己の家系能力、服従(アブソルート)で死者を出さず解決させたと言う、その姿は美しく誰もが彼女には頭が上がらなかったとか。イルマ、ヌシのその右手の指輪、それはソロモンの指輪とも言って、ソロモン王が作ったと言われているぞ

と、サブノックくんが私の事ある程度説明してくれた。

A)そうですね。指輪の事はまあ置いといて……私は魔王デルキラが消失してからすぐ、サリバン様の元でSDをする事にしました。もちろんサリバン様は最初は拒否なさりましたが、私がどうしてもと頼み込みやらせていただく事に…まぁ最初は自宅管理とサリバン様の仕事のお手伝い程度だったんですが、サリバン様がバビルスの理事長に務めるようになってから仕事が増え、ポロちゃんには何も説明していないんですよね。まぁ、そもそもポロちゃん居なかったし……

と、ある程度の事情を説明すると、
ポロちゃんは顔を青ざめはじめる。

ポロ)だ、だからって……何であのアホアホおサリのSDなのよ！だったら私のSDになってよ〜A！

A)嫌ですよ。貴方うるさいですもん

ポロ)おサリもうるさいじゃない！

A)否定はできませんね。まぁ、私がサリバン様のSDをする理由は、他にもありますが、それは言えません。

そう言うと、ずっと黙っていたカルエゴくんが口を開く。