黒と白の念子 Ⅱ (ページ25)

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75話ページ25

ポロ)シャッセーハァイ！ポロちゃんご到着ぅー！

そう言ったポロちゃんの腕の中にはカルエゴくん。

ポロ)やーん王の教室！懐かしぶり〜思い出すわ〜デルちゃんとAとのあれやこれや〜

と教室を駆け回り、
椅子に座る入間を見てばっちぃと放り投げ、
ポロ自身がそこに座った。

ケロリ)先生、あの方は？

カルエゴ)本日の審査員のアムドゥスキアス様だ

ジャズ)え？！元13冠の？！

ポロ)その通り！そして見に来たのよ！私の愛しのデルキラ様とA様の教室を乗っ取った男をね！

リード)……って言うか……A様って……？

ポロ)あん？A様はA様よ！デルちゃんと並ぶ実力をもったこの王の教室の使用者、ソロモン王シュラム・A様よ！あんたら、そんな事も知らないで使ってたって言うの！？

そう言ったポロちゃんの言葉に、えぇぇぇぇぇぇと叫ぶ一同。
そして、その皆の視線は私に向く。

ポロ)そう！今私が座ってる椅子はデルちゃんのでこの横のAが座ってる椅子がソロモン王、シュラム・Aの椅子よ！デルちゃんと共にどっか行っちゃったのよねーね？A……………………A！！？？

隣で座ってる私を見て、
お化けでも出たかのような驚き方をするポロちゃん。

A)お久しぶりですね。ポロちゃん

ポロ)あっ、えっ、なっ、何よその格好！？何よその喋り方！？どうしちゃったのよ！！A！！

ワッと大きな声で質問するポロちゃんに、
私は耳を塞ぐ。

リード)ちょちょっと待って！僕らまだ、追いついてないんだけど……

カルエゴ)私も今、何が起こっているのか………

入間)Aさん…一体どう言う事なのか、教えてくれますか？

薬の副作用が切れたのかイルマ様が私に向き言う。
そして、私は少し考えた後、
分かりました。と口を開く。