黒と白の念子 Ⅱ (ページ24)

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74話ページ24

講堂では、
審査員として来た1人の悪魔が叫んでいた。

ポロ)おサリーーー！どこにいんのよ！出てらっしゃい！！

ポロちゃんと呼んで！と言う彼は、
元13冠のアムドゥス・キアス。

あったまにきている、サリバンを一発ひっぱたきたいと言うアムドゥス・キアス。否、ポロちゃん

そんな騒ぎの中現れたのはサリバン様。

サリバン)全く相変わらず声が大きいよねぇポロくんは

ポロ)来たわねおサ……リ……

彼の声が止まるのも無理はない。
何故ならサリバンは可愛らしいエプロンをしているから。

ポロ)何よその格好(おべべ)は…

サリバン)ちょっと急いでて孫が音楽祭にでるんですよ

ポロ)そうなの、それは楽しみね、とにかく私はね！あんたに言いたい事がたくさん！………孫？ちょっとまちなさいよ！孫ってなに？！

と、サリバン様の孫について騒ぎ立てるポロちゃん

A以外のどんなけ良い女がいても振り向きもしないからおかしいとは思っていたけどやっぱりできていたんだわよ！私のデルちゃんと泣き崩れ始める。

それに対しサリバン様は、Aちゃんの可能性は無かったの？と問うと、デルちゃんに靡かないあの子がおサリに靡く訳ないじゃない。と一層する。

あの緩々で騒がしいサリバン様でさえ、ポロちゃんのことを五月蝿いなと言うほど、彼の声が大きく騒がしいのだ。

そして、ポロちゃんは、サリバンを掴み、
なぜ王の教室を開けたのかと聞く。

それについては、カルエゴくんが説明をした。

一方で王の教室では

リード)あっれーA先生講堂に行かなくていいのー？

A)ええ、まぁ、そちらは生け贄(カルエゴくん)が居るので私は行かなくても大丈夫です。

リード)？？

無事オペラがイルマ様を送り届けたようで、
教室へ直行した私はふわふわしているイルマ様のお世話をする。

とりあえず、デルキラの椅子の上にでも寝かせておくか。

デルキラの椅子にイルマ様を寝かせると、
クララさんとアズくんが見てくれたので、
私は隣の自分の椅子に腰掛けた。

すると……

カッカッカッと足音を響かせ勢いよく教室に入ってきたのは、本日審査員で来た元13冠のアムドゥス・キアス