黒と白の念子 Ⅱ (ページ19)

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69話ページ19

A)では……

入/A)行ってきます！/まいります

一年生、残すことあとわずか。
問題児クラスは二年生に上がるまで全員がランク4にならなければいけない。
そんな彼らに残された昇級チャンス
一年生最終表現(アピール)音楽祭

合唱、バンド、舞台、音を楽しめれば何でもあり！
最も優れたアピールをすれば優勝の
クラス別対抗音合戦である

カルエゴ)アホ共！

職員室で準備を終え教室へ行くと、
音楽祭について盛り上がっている問題児

リード)あ、カルエゴ先生、A先生おはよー

A)おはようございます。

カルエゴ)朝っぱらから喧しい粛にせんか！

そう怒鳴るカルエゴくんに、
問題児達は音楽祭の事を話す。

カムイ)いやいや、作戦会議ですよ！

ゴエモン)音楽祭の密談でござる！

リード)ランク2の姐さんを中心にした出し物をします！

ランク2のイクスさん中心と………

カルエゴ)ほう、ではもう1人はどうするのだ？

リード)も、もう1人？

カルエゴ)いるだろう、もう1人ランク2が

そう言うカルエゴくんに皆誰？どこ？と探し始めるので、
もう1人のランク2を教えてあげた。

A)そこにいらっしゃいますよ？

そう言って指をさした先には、
1人の男の子。

その子を見てイルマ様がプルソンくん。と呟く。

そう、その子の名はプルソン・ソイ。
家系能力、認識阻害。絶対に目立たないを信条とする悪魔

それから問題児達はプルソンくんへの説得を始めたらしい。
しかし、すぐ消えてしまって見つけられないと。

5時になると、妖精(ピクシー)によるトランペットが響き渡る。

私は屋上の出入り口の屋根の上に立ち妖精……いや、
プルソンくんの様子を見る。

話しでもしようか……どうするか………

そんな事を迷っていると、
どうやらイルマ様が妖精の正体に気づいたようで、
ズンズン進みプルソンとの対話を始めた。

私はその様子を見て大丈夫だな。と判断し、その場を離れた。