黒と白の念子 Ⅱ (ページ17)

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67話ページ17

ダリ)ロビン先生知らないの？A先生はサリバン様のSDでサリバン様がバビルスに理事長として来た時から居るんだよ、教師になったのは今年からだけど、学校に居ると言う中では1番の古参だよ

ロビン)えぇ！？そーなんですか！？て、ことは……カルエゴ先生やバラム先生の学生時代とか知ってるんですか！？

バラム)A先輩は僕たちの先輩だよ

ロビン)……！？どーゆーこと！？

ダリ)ハハ、難しいよね

私の複雑な事情により、困惑するロビン先生。

そんなロビン先生に私は説明をした。

A)サリバン様のSDは私ともう1人居るんですが、そのもう1人のSDがバビルスに通う際、心配だからとサリバン様の命によりもう一度生徒として通ってたんです。その時の後輩がカルエゴくんとバラムくんでして

ロビン)えーそうなんだ！ね、ね、当時のカルエゴ先生達ってどんなでした？！

A)今と何も変わりませんよ

ダリ)いやーでも、カルエゴ先生が今じゃ問題児たちと仲良しだもんね〜

そう言うダリ先生に、
私はうんうんと顔を頷かせる。

ロビン)やっぱり生徒と教師は家族みたいなものですね！

そう言ったロビン先生に、
違うとカルエゴくんが言う。

ダリ)ロビン先生、悪魔学校の若き才能は魔界の新しい刺激問題児に限らず生徒はみな魔界の大事な宝です。そして我らは守人その心構えはたった一つです。
我らが愛しき学仔たちを守るが至上命の盟約宝を狙う敵には凄惨たる教育を…………はい、カンパーイ

ダリ先生の言葉に皆グラスを上げ乾杯をする。

カルエゴ)悪魔学校の伝統ある口上を乾杯に使うとは、まぁ以上が教師の心構えだ。しっかり覚えろよ新任

かくして、大いに盛り上がった後…

バラム)カルエゴくんビンゴじゃない！？はい！こっちビンゴです！

A)こちら一等の景品と、私からのプレゼントです

カルエゴ)(黄金の理事長の像に、見たくもない形の人形………)いらんわ！

A)なんて事言うんですか！私がせっかく買ってやったと言うのに！

カルエゴ)嫌がらせの為に無駄遣いすんな！！！

A)私のお財布事情心配してくれてるのですか？優しいですね。安心してください。貴方よりも貰ってますから

カルエゴ)粛に！！

教員たちの打ち上げは無事終了し、
新任も洗礼を受けることになった。

A)では、全員送ってくださいね。新任

ロビン)教師としては僕と同僚なのでは！？ちょ、A先生！待って！置いてかないでぇぇぇぇぇ！！！