黒と白の念子 Ⅱ (ページ14)

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64話ページ14

それから数日後…………

ア/入)レッツクッキーーング！！

サリバン邸では、
アメリさんがいらっしゃり、何やらイルマ様とクッキングするようで………

入間)ご用意ありがとうございます。オペラさん、Aさん

オ/A)なんの、なんの。では私は向こうにおりますので

そう言ってキッチンを出る私とオペラ。

A)オペラ……私は…嫌な予感するので後は任せても……

そう言って逃げようとする私の首根っこを掴むオペラ

オペラ)いけません。貴方も一緒に様子を見ますよ。

ズルズル引きずられ影からキッチンを覗き見る。

オペラ)(まあレシピもあるし大丈夫だと思いますが)

とか、考えてるんだろうな〜

しかし、イルマ様はレシピを見てもなお、
バターを丸ごとボウルに入れる。

オ/A(イルマ様！？な、なぜ丸ごと！？レシピにg数書いてあるのに)

アメリ)おいっ！イルマ！砂糖足りなくないか！お菓子には引くほど砂糖が入ってると聞いたぞ

オ/A(いや、現度っ！現度がっ！ハッまさかこの2人料理についてあんまりよく分かってない！？)

A)ほ、ほら、ね……私の嫌な予感って当たるんですよ……

そう言って私はプルプル震えながら一歩、また一歩と後退りする。

オペラ)A、逃げないでください。

しかし、それは、またもやオペラによって阻止される。

キッチンでは、卵の殻ごと入れるイルマ様や調理台ごと混ぜるアメリさんなど、それはそれは見ていられない料理をする2人。

ア/入)できた！

オ/A)できてない

オペラ)いいですか貴方がたは料理を根本から理解していないのです。

私の首根っこを掴んだまま、2人に説明をするオペラ。

ア/入)(何でA先生/さんは首根っこ掴まれてるんだろう)

オペラ)キョトンとするんじゃない。料理とは正確な手順丁寧な作業それと気持ちです

私は逃げられないと悟り諦めて2人の手伝いをする事を決意した。

A)ﾊｧ……仕方ありません……手順と作業なら私も指導しましょう。しっかり聞いて美味しい物を作りましょう。気持ちを込めて作るのですよ

それからの料理は本当に、本当に大変だった。