黒と白の念子 Ⅱ (ページ13)

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63話ページ13

そして、収穫祭を終え打ち上げへ

A)では、よろしいですね？イルマ様

入間)は、はい…………

A)私の合図があるまでお待ちください。

私は、イルマ様から離れ、
とある悪魔の元へ行った。

カルエゴ)騒いどらんと気がすまんのかアイツらは

バラム)元気だね〜でも粛には無しなんだ？

カルエゴ)フンッ中途半端に馴れ合うことなく各々が全力で挑み修行の成果を見せた及第点だ、多少のはしゃぎは許してやろう

A)ほう。上から目線ですね。カルエゴくんは

カルエゴ)なっ！！Aっ！先輩！！いつからっ！！貴様さっきまでイルマとっ！！

A)はい。先程までイルマ様と居ましたが、カルエゴくんが見えたので来ました。照れてるんですか？

カルエゴ)照れとらん！

A)そうですか、残念です。カルエゴくんが素直になってくれたら良かったんですけどね………

そう言って私は手を挙げた。

カルエゴ)はぁ？何を言って……何をしてる。貴様………

そして発光したカルエゴくんは…

問題児)おぉ〜でたー！モフエゴ先生！

使い魔となりイルマ様の元へ現れた。

カルエゴ)イルマッッ！！！

入間)す、すみません！！でも！Aさんに合図したらやれと言われて断れず

カルエゴ)断らんか！！そんでやっぱり貴様の仕業か！！！

そう叫び私を見るので、
しっかりモフモフを堪能させていただきました。

入間)は〜楽しかった！みんなといっぱい喋れたしなんか最後はいつも通りな感じになっちゃったけど、いつも通り…いつも通りか……

と、イルマ様とご一緒に帰っていると、
家の前で立ち止まり空を見上げるイルマ様。

そんなイルマ様に、オペラと共に声をかけた。

オ/A)そんなところにいては/で立ち止まっては、体を冷やしますよ

入間)ひゃい！

オペラ)打ち上げは楽しかったですか？

入間)はい！とても！

オペラ)それは良かった。私たちも準備を……

そうオペラが言い終わる前にサリバン様が飛んできて、
いつものように喋り倒すので、
一つ咳払いをして止める。

サリバン)そうだね、話たいことは沢山あるけど、まずはこれを言わないと、収穫祭数日間お疲れ様でした。

サリバン様とオペラがイルマ様の手を取り、
お帰りなさいと言う。

私はそんなイルマ様の背後から頭に手を乗せ、
顔を覗かせお帰りなさいませ。イルマ様と言うと、
ただいま！と笑顔で答えてくれた。