黒と白の念子 Ⅱ (ページ11)

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61話ページ11

私はこの収穫祭中は現場に駆り出されてばかりいます。

A)さて、次は………

リタイアの生徒を探し歩くと、
聞き慣れた声が聞こえた。

入/リ)クワンクワン！！

あれば、イルマ様？
それに、彼らの前にあるのは……

A)始まりの種と終わりの鉢………

そうか、今彼らは伝説のリーフを咲かそうとしているのか……

それにしても、よくもまあ、あの種と鉢をゲットできたもんだ。

かなりふざけた収穫の仕方なのに……

と、私は影からひっそり見守る。

伝説のリーフを咲かすには大量の魔力が必要。
収穫祭最終日において彼らの魔力はすっからかんだ。
さぁ、どう咲かすのか。
と思って見ていると、莫大な魔力を纏ったクララさんがやってきて、イルマ様はクララさんの力を借り………

入/リ)クワンクワン！！

2人が術をかけたと同時に黒煙が囲む。

デルキラ)おまえか……

あれは……デルキラ？

イルマ様以外には見えていない……

リード)何今の黒煙…そんな事より伝説のリーフは！？

そこにあったのは、アホみたいな形状とムカつく顔の何か

そして、収穫祭終了の合図が響き渡る。

私はそっとその場から離れ、
スタート地点へ向かった。

あの時のデルキラのおまえか…って言葉……
おまえか＿＿＿＿＿って事なんだろうな………

そして、伝説のリーフを見たものは想像と違うと困惑するも、バラムくんとスージー先生だけは大興奮。

P集計も終わり、見事イルマ様とリードくんが優勝を収めた。

A)さすがでございます。イルマ様

入間)あっAさん！

A)よく種と鉢を探し出しリーフを咲かせましたね。そもそもコレ……

A/リーフ)ほんと面倒で…質の悪い条件でしたのに/だよね〜

リード)たしか……に……あれ、Aさんとは今別の声が……

そう言って皆、私の隣にあるリーフに目をやる。

リーフ)あっお疲れ様です

入／リード)ウワァァァァ！！リーフが！喋った！！

リーフ)はい。じゃあ優勝者はこっちおいで

そんなリーフに緩いとツッコむイルマ様。