黒と白の念子 Ⅱ (ページ2)

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52話ページ2

アメリ)まだ生きてっ！

バラム)いや、これはっ！体中の魔力を凝縮している！

A)自滅覚悟で全て吐き出すつもりですね

そう言うとカルエゴくんはアガレスくんに指示を出し、
地面を凹ませ、中に入るよう誘導する。

入間)あの量の魔力が放出されたら……

オペラ)おそらく遊園地の半分は焦土に……

アリス)待ってください！あの方向は！射程範囲に避難所が！

その言葉を聞いて、
アメリさん、サブノックくん、アズくんが攻撃体制をとる。

それをカルエゴくんが止める。

カルエゴ)あれはもはや魔力でできた発射台…攻撃したらそれこそ誘爆するわ！

だが、避難所に伝える手段もない。
間に合わない。

そんな時だった。

ロノウェ)いい加減にせんかこのアホ害獣がー！

僕を見ろと、家系能力、カリスマで魔獣の視線を変えたのはロノウェ・ロミエールだった。

しかし、彼は視線を自分に向けたのはいいが、
その後のことを考えていなかった。

そんなロノウェの前に立つのは

入間)いける！？アリさん！

アリ)おうよ！

A)大丈夫ですか？ロノウェさん……って……え？！イルマ様！？

イルマ様と私だった。

入間)あいつの魔力を飲むよ！

アリ)飲む！？あの量を！？聞いてませんけれども！ノリでおう！とか言っちゃったけど

と、イルマ様とアリクレッドが言い合いを始める。

そうか、アリクレッドが居た。

イルマ様はアリクレッドにチェルーシルをかけ、
大きな念子？の形にし、
魔獣の魔力を食べ尽くした。

その様子を見て皆イルマ様を囲むので、
私はオペラの隣に立つ。

オペラ)なるほど…最初は何故あの子なのだろうと思っていましたが…彼を選んだ理由が少し分かった気がします

A)ｸｽ…それは良かったです