黒と白の念子 番外編

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私は少し静かに…と静めようと口を開くがあまりの騒がしさに皆聞こえておらず、中々静まらないため……



A)静かにしろ。と言ってるのが分かります？少しは大人しくしてろ



不機嫌オーラをMAXに立つ私の前には、
頭にタンコブを作って正座している副支配人。



全)(こ、こえぇぇぇ)


副支配人)て言うか何で俺だけ殴られたの？


A)ウチの者で金稼ぎしようとしたので。それと、田中さんとは師弟関係ではありませんよ


全)え？


A)彼が勝手に師匠と呼んでいるだけであって、私は彼を弟子にとったつもりもないですし私自身師匠になったつもりもありません


田中)ですが、今の私は師匠のおかげでできていると言っても過言ではありません


サリバン)と言うと？


田中)私がホテルマンとしてそして、力の使い方について沢山の事を教えていただきました。私にとってAさんは師匠も同然です！


メ/副)(つまり、あの強さの田中さんよりも強いって事！？田中さんを育てた人って事！？何者なんだ！？て言うか、めっちゃ綺麗！！！本当に同じ生き物なんか！！？？)




そう言って目をキラキラさせ言う田中さんに、
私はﾊｧと一つため息を吐く。



A)まぁ、今も元気にホテルマンをしているようで安心しました。とりあえず早く……


オペラ)あぁ、良かった。師弟関係ではなく元カレだなんて関係だったら抑えられませんでしたが、師弟関係ですら無いと言う事はただの知り合い程度という事ですね。良かった良かった。



そう言って握りしめていた拳を戻すオペラ



従業員)(抑えるって‥何を！？)


イ/ア/サ)(殺意だ…嫉妬だ……)


A)安心してくださいオペラ。私、オペラが初カレですから



そう言うとオペラは安心したようで私の腰を引きドヤ顔をする。



田中)……師匠……彼氏できたんですか！？


A)えぇ、まあ


田中)あの、師匠が……恋愛というものに興味のなさそうな師匠が……


全)(てか、なぜ無表情が3人も集まってんだ…怖すぎる)


A)そんな事より早く案内していただけますか？


田中)あ、はい。では、どうぞ、我らがホテルヘルヘイムをご案内します。

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