248話 ページ48
メフィストさんの言葉に生徒達ははい！はい！と
手を挙げ寄ってたかる。
そんな様子を見てオペラは、気さくな方ですねと呟くと
媚売り野郎めと睨みをきかせるゼブブラさん。
メフィ)はい！交換！
入間)あ、あの、すみませんでした！僕バチコ師匠の宣伝みたいなことを
メフィ)いいよいいよ！俺も意地悪だったねごめんね
入間)い、いえ…そんな…
目線を下に下げるイルマ様に、
メフィストさんは顔を近づけると……
メフィ)安心して俺は君の味方だから
と、呟いた。
メフィ)じゃみんな元気でね！
そう言いゼブブラさんを脇に抱え帰って行ったメフィストさん達。
A)明るく気さくで、本当に…頼もしい方ですよね
オペラ)何か言いました？
A)いえ、何でもありませんよ。さっ、皆さん！我々も帰りますよ！バスに乗ってください！
生徒)はーい！
ーその頃メフィスト、ゼブブラはー
ゼブ)おい、なんかご機嫌じゃんよ
メフィ)あはは、若者たちと交流するって面白いよね
ゼブ)はぁーん！？わたしらだってまだ若者だっつの！てか若者たち……ねぇ……その割に1人に注目しすぎだったと思うけど？
メフィ)まぁねデビキュラムから彼は眩しかったから俺好きなんだよねあぁいう主人公ぽい子
ゼブ)(あーあメフィストに気に入られるとかご愁傷様だな)
メフィ)ブラちゃんも好きだよ
ゼブ)ひっ！！やめろ！気に入るな！
メフィ)あ、そういえば俺、A様と魔イン交換できなかったな
ゼブ)ふっ私はツーショット撮ったぞ！！いいだろ！！
メフィ)はいはい、よかったねー
ゼブ)コレは家宝にするんだー
そして、浜辺で海を見つめる私とオペラ
A)ｸｼｭ……
オペラ)風邪ひきました？大丈夫ですか？！
くしゃみをする私に慌てふためくオペラに、
ｸｽと笑みが溢れる。
本当に優しいひと……
A)大丈夫ですよ。きっと、誰かに噂でもされてるんですよ
オペラ)噂……誰ですか！私のAを語る奴は！！
A)誰でしょうねーっと、おや、みんなはバスに乗りました？
私は気配を感じ振り返ると、
そこには眉間にシワを寄せ歩み寄るカルエゴくんがいた。
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作者名：モンブラン | 作成日時：2023年8月24日 16時
