黒と白の念子Ⅴ (ページ46)

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246話ページ46

A)………元13冠候補(ザコ)ですが、ちゃんと候補になった理由はありますからね……

ソ/ア)(サラッとザコって言った…)

A)ご馳走様でした

空になった器を置き立ち上がる私を見て
不思議そうにするプルソンくんとアロケルくん。

そして、見透かした目をするオペラ。

オペラ)どちらへ？

A)もう少し海水浴でもしようかと

オペラ)やれやれ、くれぐれもカルエゴくんのようなヤラシイ目をした男には気をつけてくださいね

カルエゴ)ヤラシイ目などしていない！！

A)はい。カルエゴくんには気をつけますね

カルエゴ)ふざけるな！！！誰が○×$€＜〆%:〆÷

と、言葉にならない声で叫ぶカルエゴくんを無視し、
私はイルマ様達の方へ足を進めた。

ゼブ)悪いんだけどぉ…私に触られっと沸いちゃうぜ？

リード)ゼブブラさんカッケェ！派手〜

アリス)はじけ飛んだ感じだったが……

A) 流石は元13冠候補……ベルゼビュート家の新星ゼブブラ・ベルゼビュートさんですね

ゼブブラさんを見ている彼らの横に立ち、
彼らの会話に参加すると、驚き飛び退く生徒達。

リ/サ/ア)うわぁ！！A先生！！！？？？

A)何故皆さんは私が声をかけると驚くのでしょうか

リ/サ/ア)(気配がないからです……)

そんな会話を繰り広げている間、
ゼブブラさんは悪巧みを考えているようで……

ゼブ)(もし、もしよ？この領地の好感度高い状態で…あの野郎がケガとかして13冠の仕事できねぇ〜とかなったら…？くり上げで私が13冠になってこのリゾートもらえたり？)
おぉ〜〜と手が滑ったぁ〜13冠交代〜

そう言ってゼブブラさんはメフィストさんに手を出すが……

メフィ)も〜ブラちゃんったら危ないでしょ〜こっちにきたら。めっ

メフィストさんはゼブブラさんを避け頭をガシッと掴み動きを止めた。

メフィストさんに首を前に向けられたので、
そのまま真っ直ぐ視線を向けるとそこにあったのは、
穴の空いた大量のクラーケン達。

メフィストさんの戦いを見ていた者も、
何が起きたのか理解していない様子。

彼は手を構え撃つマネをした。
それだけ。

それだけでクラーケンは穴だらけになったのだ。

彼らにはそう見えたのだ。