黒と白の念子Ⅴ (ページ42)

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242話ページ42

一方で………

リード)うーん、なんとかなったぽい？

ソイ)よかったね

ジャズ)うん、でもさ……

そう言って彼らは、
イルマ様を囲むゼブブラさん、シーダ先生、クララさん、そして私を見て……

ジャズ)な〜んか

リ/ソ/ジ)(釈然としない！！)

と、怒りを露わにする。

リード)なぁ諸君こいつぁ不公平だと思わないかい？

ソイ)ハーレム増やすのもいい加減にしろよあのもちもち野郎

ジャズ)姐さんが入ってないのが俺たちの命をつなぎとめてるな

ソイ)よし、後ろから近づいて海パンひきずりおろそう。アズアズに消し炭にされるだろうけど

そう言って姿を消そうとするプルソンくんに

リード)よし、後ろ頭にナ魔コぶつけてこよ。アズアズに消し炭にされるだろうけど

と言って顎まで海に浸かりプルソンくんの後ろを歩くリードくん

そんな2人を、おいおいあまりちょっかいは…と
引き止めようとするジャズくん。

そんな彼らの後ろには巨大な影がかかる。

ジ/リ/ソ)えっ……

戻ってイルマ様達は……

メフィ)と言うわけで新13冠の初仕事としてこのビーチの視察に来てるんだよ！

A)魔界南方の観光地区一帯はメフィストさんの統治範囲の一部になりますからね。

と、私はメフィストさんと共に13冠のお仕事の説明をする。

ゼブ)本当は私の土地だったのに！ぶーぶー

A)今日は初日ですよね？

メフィ)はい！なので、基本は挨拶回りなんですけど、この土地の環境や住民、発展している商業・施設。この目で見るのも大事な仕事ですから

A)素晴らしいです。あ、イルマ様の師匠のバチコ様も今頃同じようなお仕事をしてらっしゃいますよ

入間)(バチコ師匠も！)

メフィ)で、何か問題があれば報告と

入間)問題？

メフィ)例えば環境変化、地盤変動とか

と、メフィストさんとイルマ様達がそんな話をしている中、私はふと気配を感じ振り返る。

おやおや……これは……

メ/A)魔獣の暴走とか/ですね

メフィ)ほら、あんな感じの

そう言ってメフィストさんが指を刺す報告と私が振り向いて見ていた視線の先には、
魔獣、クラーケンに捕まった我が生徒、
リードくん、ジャズくん、プルソンくんがいた。

メフィ)という訳で、いざゆかん！クラーケン討伐！