黒と白の念子Ⅴ (ページ33)

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233話ページ33

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魔界南東セイレン島(とう)

数個の火球が空を回り気温が高く
天気は常に快晴
きらめく白浜
心地の良い潮風

そう
ここは魔界の

問題児)海だ〜〜〜〜！！！

と言うわけで、我々は海へとやって来ました。

問題児達が、キラキラだー！でっかい！すごーい！まさしくリゾート！など、感想を叫んでいる中、
ピピーと笛の音が鳴り響く。

オペラ)コラコラ皆さんちらばらない！こちらに集まってください！

笛を鳴らしたのはオペラ。
皆、笛の音とオペラの指示に従い集まる。

オペラ)今回は魔界の自然生態系を直に学ぶための課外授業です。

そう、昨日カルエゴくんの携帯に入ったオペラからのメール"海行きましょう"は、課外授業としての海行きましょうだったようで……

勿論、担任のカルエゴくんだけではなく、実技担当のシーダ先生と副担任として私も共に授業をしに海へと来た。

A)種族によって見える海に入る時の格好や泳ぎ方の違い、海にしか生息しない生物、植物などの観察をしましょう。中には勿論危険なモノもいますので気をぬかず教師陣(われわれ)から離れすぎないように！

と、皆に説明をし終えた私の後ろでは、
いかにもズーンと沈み不服そうなカルエゴくんが立っていた。

そんなカルエゴくんと、オペラを見て、
生徒達の顔も青ざめる。

ジャズ)海って聞いて浮かれてたけど…

入間)授業なんだよね…

アロケル)多事多難…な予感…

ピケロ)というか、オペラ先生とA先生のことだからリゾートといえど……

と、強制潜水6分間
灼熱砂浜ダッシュ
クラーケン討伐
など、鬼のような授業メニューを考える彼ら。

って、あれ？何故私も含まれているのだろう？
一応言っておくが、海で課外授業しようと言い出しているのはオペラであって私ではないからね！！

リード)でも、最近はキツメの特訓(ムチ)多かったし！

ガープ)そろそろご褒美(アメ)がくるかも！？

ジャズ)アメかムチか…なんにせよ

問題児)我々のリゾートはオペラ先生とA先生の一言にかかっている！

だから、何故私を含めるのか……

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