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高校に入学して、一ヶ月がたった。


しかし私には一緒にお弁当を食べる友達もおらず、今日も一人屋上でお弁当を食べていた。


雲ひとつ無い青い空の下で、黙々とお弁当を食べる。


私、天川Aは友達がいない。


『…友達、欲しいな…。』


ふぅ、とため息をついてお弁当を片付ける。


立ち上がってスカートをはたき、扉に手を掛けノブを回した。


あれ…軽い?


扉を開くと目の前には水色の髪の毛をした、綺麗な男の子が立っていた。


『えっ…と、ごめんなさい。』


透き通るような空色の目からそらし、私は屋上を出た。

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作者名:春乃 | 作成日時:2021年8月9日 18時

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