新・信長公記〜秀吉の想い人はお強い！？〜

その壱 絶対は絶対にない4 ページ5

Aside

多分、今日旗印戦が開始されるなぁ


背岳「ぶどうの収穫1番の県
分かるか？」


すると伊達くんが手を上げる


伊達「ありがとうございます

我が故郷 山形」


武田「ばかってぇ

ぶどうは山梨に決まってるら
アホけ」


すると伊達くんが
ぴょんぴょんと椅子を動かした


伊達「伊達 おめぇごしゃくぞ？」


武田「何を言ってるべぇ ばかってえ
おまんぶっさらうぞ！」


黒田「何を言ってるか分からん」


上杉「まぁまぁ落ち着いて2人とも
どちらのぶどうも甘くて
美味しいですよ あはっ」


武田、伊達「黙れ上杉」


伊達「おい武田 外すぞ？」


と眼帯に手をかける


黒田「ほれほれ...

そこまでぶどうに愛があるなら
互いに思いやれ」


武田「黙れ！黒田！」


黒田「知らんのか
ぶどうの花言葉を

花言葉は"思いやり"だ
郷土愛とは大いに結構

だかいがみ合いなど
ぶどうは望んでおらぬ」


武田くんは舌打ちをし
伊達くんはまたぴょんぴょんと
椅子を動かし戻った


すると黒田くんが上杉くんに話しかける


黒田「ねぇねぇ...
そのさ 歯さ セラミック？」


上杉「ナチュラル あはっ」


黒田「へぇ〜」


と席に戻った



みやび「さすが天才軍師 黒田官兵衛
気持ちがいいほどにスカッとしました」


信長「ぶどうだけに
"まぁスカッと"したんだな」


秀吉「うぅ...！」ブルブル


明智「先生、授業続けてください」


本多「うまい！」パチパチパチ


するとほら貝が鳴る


そして黒板に映像が映る


魔村「初の公認旗印が出ました

旗印提出は...1年C組 大沢一郎君」


大沢「どうも」


いや誰だよ


黒田「誰中の誰？」


すると生徒たちからブーイングが上がる


背岳「やめろコラ」


魔村「大沢くんが出した旗印はこちらです」


大沢「"2時間以内に武田信玄を倒す 大沢一郎"」


秀吉「おい...嘘やろ
あいつが武田倒すんは無理やろ？」


『確かに...弱そう』


伊達「武田...舐められたもんだな」


みやび「あれが旗印？」


秀吉「あぁそう
戦いたいやつがおる場合
旗にああ書いて提出すんねん」


『大沢くん、もうちょい大きく書いてもいいんだけどね、あと字汚な』


秀吉「毒舌やんなぁ」


魔村「なお、同じ旗印が出ました

合計205本」


明智「205本！？」


みやび「つまり武田くんが
205人と戦うってことですか？」


上杉「しかし旗印戦は1対1なのでは？」


魔村「旗印は1人に対して
何人でも提出可能」


まじか









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