金田一少年と皇少女の事件簿 2

金田一少年の殺人2 ページ38

Aside


『え？そんな噂あるの？
初耳なんだけど

てかスペシャルゲストって何！？
私なんも話聞かされてないよ！？

私ん家ってそんなに権力ないよ！？

ただちょと広い洋風な
3階建ての家に住んでるだけよ！？』


橘「もちろんこの方も
暗号の答えは知らない

でもすぐに解読してしまうだろう

さぁ皇A様
ゲームの前に何か一言お願い致します」


と橘五柳のスタッフからマイクを渡される


『えっ？ えっと

まだ17歳の不束者ですが

えっと皇家の当主？として
精一杯頑張りますので

よろしくお願い致します...？』


言い終わると普通の挨拶をしただけなのに
もの凄い歓声と拍手が上がる


すると橘五柳のスタッフが
会場のカーテンを閉め
私とはじめのいる所から
スクリーンが降りてくる


橘「それでは

暗号を発表する」


橘五柳が指を鳴らすと
スクリーンに文字が映し出される


『えっと...？"裏川辺奇々なる藻を"...

あぁ...』


大村「ハッなんのこっちゃですわ」


剣持「どうだ？
はじめA...分かるか？

ん？」


そこには私とはじめはおらず

2人でグラスに水を注いでいた


はじめ「はい」


『ん、ありがと』


そして少しずつ周りの人が動き始める


大村「なんか分かったんか！？」


時任「確か別荘の裏に川がありましたよ！」


いつき「"裏川辺"...！
こうしちゃいられない！」


どんどん周りの人が動き始める


『みんな何言ってるんだろうね〜』


はじめ「ね〜

めちゃくちゃ解き方が分かれば
簡単なのにな〜」


『解き方がね〜分かればね〜』


野中「ジャーナリストが聞いて呆れるわ

そのまま川に隠したら
暗号の意味無いじゃない」




そして佐木くんとはじめと一緒に外に出て
私とはじめはスタッフが肉を切るのを待っている


佐木「先輩いいんですか？暗号は」


はじめ「あぁ あれね

もう分かった」


佐木「えっ！いつの間に？」


はじめ「あんなの暗号の
うちにも入りませんなぁ〜

ね〜？A」


『ねー』


佐木「じゃあ早くいつきさんに
教えてあげなさいよ！」


はじめ「ウーン...この肉食ってからね

佐木も食べる？」


佐木君は微かに首を横に振る


はじめ「焼きパイナポーも美味そう！！」


桂木「離して下さい！」


橘「おーい何を恥じらってるんだー？」


佐木「ゆりりんが！」


はじめ「誰？」


『え、優里奈ちゃんの
事ゆりりんって呼んでるの？

え？佐木君が？え？』






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