金田一少年と皇少女の事件簿 2

トイレの花子さん殺人事件17 ページ36

Aside


『あ...なんか私だけ2つになっちゃった笑』


はじめ「あっはは、まっいいだろ」


美雪「ふふふ」


そんなときバスが向こうから来る


『また来よ？今度こそは卓球だね』


美雪「いいね」


はじめ「おう邪魔すんなよ？」


私たちはそんな他愛のない会話を
佐木君に取られている事に
気付かず荷物をとって
佐木君を置いてバスに乗り

席に美雪、私、はじめの順番で座る


そしてバスのドアが閉まる


『あ、そう言えば佐木君は？

私、佐木君にも飲み物買ったんだけど』


はじめ、美雪「「あ...」」


『あー...どうしよ』


はじめ「まっ、大丈夫だろ！

渡すのはまた学校でっ！」


『まぁ...そうだね』


美雪「フフ」


そして暫くたつ


あー...なんかうとうとしてきた
徹夜だったからか...な...

そこで私の意識は途切れた



美雪side


Aの方を見てみると
凄く眠たそうにしていた

はじめちゃんは目を瞑って
首のバランスを保って眠っていた


すると突然Aがコトっと
はじめちゃんの肩に頭を乗せて寝てしまった

はじめちゃんは首のバランスを崩し
Aの頭の上に自分の頭を乗せて
そのまま寝ていた


私はチャンスだと思い

スマホを取り出し2人に、
カメラを向けて写真をとる

マナーモードにしているため
シャッター音は響かなかった

そしてその写真を
佐木君に送って
スマホを閉じた





トイレの花子さん殺人事件 《完》

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