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トイレの花子さん殺人事件15 ページ34

Aside


はじめ「あとはみんなが寝静まった頃

民宿を抜け出し偽トイレを物置に戻して
伊能さんの死体を墓まで運び...


これで伊能さん殺しのトリックは完成だ」


鳴沢「違う

僕じゃない」


鳴沢さんは私たちに近寄り言った


鳴沢「君たちが言ったことは全部想像だ!

ただの憶測だ

証拠は?

僕がやったっていう証拠は
何も無いじゃないか!」


『証拠はある』


はじめはみんなに聞く


はじめ「肝試しの時に
取ってきたピンポン球は持ってきた?」


獅子島「あぁ持ってるけど」


獅子島さん真紀さん鳴沢さんは
ピンポン球をポケットから取り出す


鳴沢「これがどうしたって言うんだよ」


『そのピンポン球

どっから持ってきたんですか?』


鳴沢「何を言ってるんだよ
肝試しの缶からに決まってるだろ」


はじめ「引っかかったな」ニヤッ


『今の言葉であんたが嘘をついてる
っていうのが証明されたよ』


はじめ「実はあの晩ちょっとした
ハプニングがあってさ」


はじめは自分のポケットから
ピンポン球を取り出し回して見せると

そこには佐というマークがあった


はじめ「俺、缶の中に入ってた
ピンポン球を便器に落としちゃったんだ

そんで代わりに佐木の
マイボールを中に入れといたんだ」


『でも伊能さんの死体の
ポケットに入っていたのは

マークも何もない普通の
ピンポン球だった』


美雪「そうか

はじめちゃんの後に肝試しをした

伊能さんと鳴沢さん持っている
ピンポン球は佐木君のボールじゃないと

おかしいって事ね」


はじめ「そうさ
あんたが持っているピンポン球は
このマークが入ったボール
じゃなきゃいけないんだ」


鳴沢さんはボールを手で隠す


はじめ「あんたは球が
入れ替わってたとも知らずに

本物のトイレにあった
このマーク入りのピンポン球を
どっかに捨てただろ

あんたのそのマークなしの
ボールこそがあんたが犯人だって
ことを指し示してるんだよ!」


鳴沢「フ...フフフフ...ふぅ...

参ったなぁ
球が替わってるだなんて思わないだろ」


獅子島「鳴沢...
じゃあホントにお前が伊能を...!」


真紀「そりゃいつも
酷い目に遭ってたけど何も殺すこと...」


鳴沢「そんな事は
どうだっていいんです!!

あいつがいくら僕をパシリにしようが
バカにしようがそんな事はどうだっていい

僕は...あいつに復讐したかっただけだ」





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設定タグ:金田一少年の事件簿 , 道枝駿佑 , ミステリー   
作品ジャンル:恋愛
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あみてぃーぬ(プロフ) - コメントありがとうございます!現在1番が4票、2番が2票、3番が1票です! (2022年7月21日 7時) (レス) id: 13fd001703 (このIDを非表示/違反報告)
さら - 1番お願いします!!いつも更新ありがとうございます!! (2022年7月21日 7時) (レス) @page47 id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
あみてぃーぬ(プロフ) - コメントありがとうございます!現在1番が3票、2番が2票、3番が1票です! (2022年7月20日 22時) (レス) id: 13fd001703 (このIDを非表示/違反報告)
hikari(プロフ) - 1番をお願いしたいです! (2022年7月20日 21時) (レス) @page47 id: 54762b60db (このIDを非表示/違反報告)
あみてぃーぬ(プロフ) - ニーさん» その日の気分とかありますが、書ける時間帯とかがあるので、書けるところまでって感じです! (2022年7月20日 20時) (レス) id: 13fd001703 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あみてぃーぬ | 作成日時:2022年6月16日 14時

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