金田一少年と皇少女の事件簿 2

白蛇蔵殺人事件13 ページ17

Aside


何日ぐらい経っただろうか


そんな時蓋が開く様な音がした


はじめ「A！」


はじめ？事件解決したのかな？


そんな事を思っていると
突然身体が浮く


はじめ「え軽」ボソッ


そんなはじめの呟きは
私には聞こえないが

多分お姫様抱っこされてる


私は樽を背もたれに床に座らされる


そしてゆっくり口元のタオル
と目隠しが外される

元々蔵が暗いから眩しくは無かった


はじめ「大丈夫か？！A！」


『う、え？大丈夫だけど』


はじめ「はぁー良かった〜」ギュッ


はじめが私の肩の上に
顔を置いて抱き締められる


周りにははじめ以外誰もいない

多分はじめが全速力でここに来たのだろう


はじめ「ねぇ」


『へっ？』


急に耳元で囁かれ驚く


はじめ「俺の彼女になって？」


『え！』


はじめ「俺、Aの事
めちゃくちゃ前から好きなんだ

てかもう好き以上に愛してる」


『え？え？』


はじめ「Aは？
俺のこと好き？」


え、まって？はじめが？
私のこと好き？




え？！


『わ、わわっ私もっ

はじめの事が...その...

好き...です』


はじめ「ホント？」



『うん』


はじめ「じゃあ今日から俺の彼女な」


『うん(赤面)』


はじめ「よし、じゃあ行くか」


とはじめが立つが
私が立てない


『あ、れ』


多分、薬がまだ身体に残ってるようだ


はじめ「んー、じゃあこうしよう」


また、突然身体が浮く

また横抱きにされる


『へっ？』



はじめ「よーし行くぞー」


『うぇっ？』


と連れてかれた

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