金田一少年と皇少女の事件簿 2

白蛇蔵殺人事件9 ページ13

Aside


『あ...』


鷺森「？？」


はじめ&A「『これって...』」


私とはじめは
左紺さんが出ていく後ろ姿をじっと見つめる



そんな中"ガシャン！"という音が鳴り響き、
暴れる音が鳴る



そしてみんなで音がなる方へ走って向かう


そして部屋に入ろうとすると


鷺森「ダメです！ここから先は
従業員が立ち入れない
社長のプライベートな部屋で...」


私は躊躇なく入る


鷺森「...」


はじめ「そんなこと言ってる場合かよ！
行こう！」


私が入った後後ろからはじめたちが
入ってくる


音松「この...！」


はじめ&A「『音松さん！』」


音松「この...この...！」


と音松さんは部屋にあるものを次々と
倒していく


鷺森「社長！」


鷺森さんが近づこうとするが
音松さんは自身の杖を振る

すると鷺森さんは尻もちをつく


はじめ「鷺森さん！」


とはじめが鷺森さんを立たせる


黒鷹「社長！」


剣持「どうしたんですか！」


そんなに声が響いたのだろう
ぞろぞろと剣持さんと黒鷹さんたちが
入ってくる


剣持「音松さん！落ち着いて！」


と黒鷹さんと剣持さんが音松さんを抑える


音松「離せ！！」


剣持「落ち着いて！」


黒鷹「社長！！」


急に黒鷹さんが叫ぶ


黒鷹「しっかりしてくれよ！！」


音松「うぅ...



もうダメだ

わしのせいだ...

欲に目がくらんで...

白蛇様からせっかく授かった
酒の味も分からなくなった！！


もう、おしまいだ」


そこに鏡花さんが来て音松さんの肩を支える


音松「全部、白蛇様の天罰だ」





今は音松を別の部屋へ連れて行く
途中だ


鏡花「鷺森さん」


鷺森「はい、」


鏡花「悪いけど
居間を片付けておいてくれる？」


鷺森「はい」


と鷺森さんは居間に戻って行った


何故か、美雪が手に写真を持っていた


はじめ「写真？」


美雪「あっ...あぁいけない！
持ってきちゃった」


剣持「奥さんが生きてた頃の
家族写真か」


美雪「これが亡くなった
奥さんの琴音さんで

音松さん、左紺さん、」


剣持「彼が蓮月さんか」


はじめ「へーこんな顔してたんだ

あれ、この人とこの小さな女の子は？」


剣持「ん？」


黒鷹「それは黄介だ

それと...その小さな女の子は
昔のAだ」


みんな-A／黒鷹「えっ！」






黒鷹「黄介は一番下の三男



白神家は左紺、蓮月、黄介の3人兄弟だった」






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