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陸 ページ7
私は一気に間合いを詰め
「水の呼吸、 壱の型水面斬り!」
スパンと容赦ない音が家の中に響き渡る。
「き、斬られただとどうして俺が!」
「やっぱりもっと喰えば良かった」
鬼はぶつぶつと何か言っている。
「なあ、お前は何で目だけ喰ってたんだ?」
体が崩れていく鬼に問いかける。
「あ?」
「そんなん簡単だろ」
「綺麗だったからだよ」
綺麗か…
私も昔いかの解剖を父に、見せてもらったことがある
ちょうどその時目の解体をしていた。
いかの目のレンズはとても綺麗でガラス玉のようだった。
だけどそれが人に手を出していい理由にはならない
そんなことを思っていたらもう鬼は消えていた。
最後まで何か言っていたが
もう知ったことではない。
私は遺体を担いで家を出た。
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作者名:うめすき x他1人 | 作成日時:2020年6月27日 21時