鬼滅隊士のてくてく散歩

参 ページ4

「最近目玉がほじくりだされた死体がみつかるのよ」
「まったく気味が悪いわ」
「それは、目だけなのですか？」
「ええ、他は傷も何もないの」


目か…
特定のものしか興味を示さないのは、なにかそれに執着している可能性が高い。
にしても趣味の悪い鬼だ
「気色悪い鬼にィ」
「うん」

「あなたも、早く帰ってくださいね」
私はそう言い女性を後にした。
もうすぐ日が暮れる
(まだ外にいる人達に声をかけながら、鬼を探すか)


にしてもこの町はけっこう豊かだ
まあ、生活が苦しかったらあんな目じゃないよな
だが私としては都会のほうがやりずらい。
都会だと夜も灯りがついていることがある
その分人も出歩く、そして鬼に襲われる
あとこういうところでは、人型の鬼も多いので探しずらい。


もう日が暮れる警戒心を高めなくては

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