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第捌話 ページ10

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『ま、待ってください師範!


私まだ大丈夫です!』








実弥 「…今日はやめだ。」








『何故ですか!!


大丈夫と言っているではありませんか!!』








すると師範は私の頬を抓った。











実弥 「またぶっ倒れられたら困るんだよォ、


考えろ馬鹿がァ。」







『わ、わかとわらんえふか!!

(訳)ば、馬鹿とは何ですか!!』








ギャーギャー騒ぐな!!と耳元で叫ばれ、鼓膜が破れ


るかと思った。





『いっった!!』









次騒いだら鼓膜破る、と恐ろしい宣言をされた後、や


っと頬を離してくれた。









ふんっ、鼻を鳴らしまた歩き出してしまう師範の後を


ついて行った。
















『…ありがとうございます。



気を使ってくださったんですよね。』








実弥 「ア゙ア゙!?誰がテメェになんか…」







『テメェじゃないです、緑川桜です!』







実弥 「うるせぇ!!」







『頭殴らないでください、稽古終わったばかりで疲れ


ているんですよ!!』








なんて喧嘩をしながら私たちは屋敷に向かった。








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作者名:びすこ | 作成日時:2020年4月30日 2時

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