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気分は全然上がらない
ずっと落ち込んだままで過ごしてる




「新しい部活とか入る気ないん?」


「何も考えてない…」


「そうなんや、まぁ。Aがやりたい思うたらでええと思うで、うちとしては女バレに来て欲しいんやけどな!」


「そう、だね…考えては置くね」




今更、選手としてどこかの部活に入るのは凄く申し訳ない。もちろん、マネージャーとしても


星の女バレだって県内強豪だから尚更


彼女なりの気遣いなのは分かる。
でも、きっと女バレには入れないかもしれない


元々、女バレには入りたくなくて他部活に入ったんだし…




「うちとしては早くAが元気になればええ思うとるよ!」


「そうだよね…いつまでも暗くなってちゃダメだもんね」




分かってる事だけど、なかなか切り替えできなくて
いつまでもモヤモヤしちゃうんだ


はやく、忘れてしまおう




「桧野さんちょっとええか?」


「はい、なんでしょうか?」




世界史担当の原先生に呼ばれて振り向く
資料をまとめながら何個もある資料ポスターを束にしていた



「すまんけど、これ隣のクラスまで運んでもらえへんか?」


「別に構いませんよ」


「ほんまか?助かるかわ…。あぁ、治。お前も手伝ってや。桧野さん1人では重いやろ」


「え、はぁ…」



通りかかった宮治君も呼び止められ、ちょっと嫌な顔をする

なんだか申し訳なくなるな…

資料をまとめて持ち上げればちょっと重かった
持ちすぎたかもしれない…と思ってた軽くなってあら?っと思えば宮治君が持ち上げていた




「無理に沢山持たんでええよ」



隣のクラスよな?と確認して持って行った
隣のクラスに行き失礼しますと声を掛けて教卓に資料を置く



「なんやサム。パシリか?」


「パシリ言うな、先生に頼まれただけや」




宮治君と宮侑君が話していると周りに人が集まり出す
運び終わって教室を出ようとすれば、声を掛けられた


野球部の部員だけど



「あのさ、ご」


「授業あるから」



声を遮り自分のクラスに戻った

そこにいた宮治君と宮侑君が見ていたけど、気にしない

2人には関係ないから







「なあ、ちょっと話ええか?」

「俺?別にいいけど…」

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作者名:ぱーこ | 作成日時:2019年12月2日 16時

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