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爆音かのようなサーブの音
静かに上がるサーブレシーブ
綺麗に上がるトスに、迫力あるスパイク


紅白戦と言えども流石は強豪と言ったところか
迫力がものすごくて、つい夢中で見てしまう


夢中でボールを繋いで点を取る
楽しそうにがむしゃらに追いかけて



見ていてすごく、わくわくする




「休憩」



一試合が終わり休憩に入った。
北さんからもう一試合頼まれたため、始まるまで待機している


ふと、コートを見ると汗が落ちたのか、所々濡れていた



滑って転んだら大変だし、ちょっと時間あるかな…




近くに置いてあるモップに手を取り、コートをモップがけしようと端から早歩きで掛けていく

ちょっと懐かしいとか思いながらモップを掛けてたら、銀島君が颯爽と寄ってきた




「すまん!変わるで!」


「いえ、大丈夫ですよ?それよりも休んだ方がいいですよ?」


「え、でも。桧野さん得点頼まれただけやのにわざわざこんな…」


「これくらい大丈夫ですって、休憩時間は選手は休憩してください」





ね?って笑えば銀島君は諦めてくれた

半分コートを終え、あっとゆう間にオールコートを軽くモップがけを終わりにする


ちょっとしたお節介というか、癖みたいなもの
気になるとグランドならトンボ掛けたりしていた癖


中学バレー部だった時はよく滑りとか気にしてモップ掛けてたりした


だからちょっとだけ懐かしかった




「わざわざありがとうな。助かった」

「モップ掛けてくれてありがとうな、あんた」




北さんと、見知らぬバレー部員に言われてお辞儀を軽くする


別に特別な事は何一つしてない
当たり前のことをしただけ



それなのに、お礼を言われてちょっと嬉しかった




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作者名:ぱーこ | 作成日時:2019年12月2日 16時

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