夫に赤ちゃんができたって言ってみた４【ハイキュー】【短編集】

赤葦京治の場合 ページ2

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プルルルルル…プルルルルル



数回コールすると京治は疲れきった声で電話に出た




赤葦『 もしもし？…A？』



A「 今日もお疲れ様、あとどれぐらいで帰って

来れそう？」



京治が今担当している企画でトラブルがあったらしく最近はその対処をするために残業が続いている



あんまり無理しないでほしいな…なんて




赤葦『 ごめん、今日も遅くなりそうなんだよね…だ

からご飯とか先に食べてていいから 』



A「 うん、わかった…それとね京治、今日病院

行ってきたんだよね 」



京治はすこしびっくりした声で"どっか悪いの？大丈夫？"と聞いてきた



A「 大丈夫！あ…やっぱり帰ってきてから話す

ね！」



赤葦『 だめ、今ここで言って 』



A「 え、何で？」



すると京治は深いため息をついた



赤葦『 家に帰るまで心配で仕事に集中できないから

に決まってるでしょ……ほら、何だったの？』



すごい心配してくれてる



A「 じゃあ今から言うからマッハで帰ってきて

ね？『 えっ、ちょっとマッハは無理 』この度、私赤

葦Aは夫、赤葦京治の子どもを生むことが決まり

ました！」



私は京治の言葉をさえぎって今日の報告をした



赤葦『 ま、じ！？やっぱりマッハで帰るからご飯は

待ってて！！！』



この数十分後京治が汗だくで帰ってきたのを私は笑顔で迎えた


京治は息をきらしながら私をそっと抱きしめた



赤葦『 もしかしたら…俺に似たひねくれた子が生ま

れてくるかもしれないけど……それでも俺、父親頑

張ってみるから。だからAもこの子のこと頑張っ

て生んでくれない？』



私は大きく頷いた



そのとき、ちょっと泣きそうになったのは秘密にしとくね


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赤葦は淡々としてるけどきちんと子育てしてくれそう！

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