北斗くんは気づかない (ページ7)

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北斗Said

どーしよう。どーしよう。
こんなのきいてないよ。
大「北斗？どーしたの？」
北「うんん。何でもないですよ。」
こんなにドキドキするようなことないよ。
大「この店入ってみてもいい？」
北「うん。いいよ！」
たくさんの服があった。
北(うわぁすごいかわいい)
大「ふふ、よかった。気に入ったみたいだね。」
北「え？なんで？」
大「なんでって…ものすごく目がキラキラしてるし、北斗すごくおしゃれだから
こういう服好きなのかなって思ったから。」
北「(かぁ…照れ)恥ずかしい」
大「当たり(笑)？」
北「うん。服が好きなんだ。」
大「北斗の選ぶ服好きだよ。」
北「えへへ。ありがとう。」
大「かわい…」
北「よし、僕これ買おっかな。」
大「貸して？」
北「え、いいよ。大丈夫！」
大「まとめて払っちゃったほうが楽だから。」
北「でも…」
大「ほら。外で待ってて。」
北「わかった。」
店から出るときショーケースに入ったペアのネックレスを見つけた。
これ大我君に似合いそうだな。
これ買って一緒につけたいって言ったら変かな。
でも、感謝を伝えるってことでいっか。
大「あれ北斗？どーしたの？」
北「ごめんなさい。忘れ物しちゃったから、少し待ってもらえませんか？」
大「あーもちろん。いいよ」
北「よし、すみませーん。このペアネックレスをください。」
店員「かしこまりました。恋人にですか？」
北「あ、いや…はい」
店員「やーいいですね。それではお幸せに！」
北「お待たせ。ごめんなさい」
大「全然大丈夫だよ。」
大「なにか食べよっか。」
北「そうですね。何を食べますか？」
大「そうだね。なにか食べたいものある？」
北(うーん。僕はクレープ食べたいけど、大我君は違うよね。)
大「ふふふ(笑)クレープ食べよっか。」
北「え？なんで？」
大「だってさっきクレープ屋さんの横通った時目キラキラさせてたもん。」
北「嘘だ…」
大「本当にかわいいね。」
北「うるさいです…(照れ)」