【HQ】烏野の猫系マネ

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清水先輩はスコアっていうものを取るので私が点数版、タオルやスポドリを渡す係になった。


点数はやっと、どっちに点が入ったかなども分かるようになり失敗はあまりなく自分の成長を感じた。
スポドリもみんなに褒めてもらい嬉しくなり、無くなる度作っていたのでみんなのお腹がタプタプになったらしい(清水先輩談)


菅原
「タマいいこだな〜今日もスポドリ美味しかったぞ〜」

菅原さんに頭を撫でられ褒められた時には、自分はペットか赤子ではないかと疑ってしまった。


しかし撫でられるのも正直嬉しくて、それ以降スポドリ作ったあとはつい菅原さんの方へ向かい撫でてもらうのがルーティーンになってしまっている。


菅原
「大地っ、、タマが俺の手に……擦り寄ってきた、！！」


澤村
「タマが……成長だッ」


澤村さんはその姿を見る度に涙を流していた。
その姿はやっぱり父であった。


と、練習試合はそんなこんなで終わり清水先輩と片付けをしている。
日向くんは本調子に戻り今ではすっかり元気だ。


私は容器を洗いに水道まで向かった。


「あっれー、烏野のマネちゃん発見！」


その途中で、相手のチームの人に話しかけられた。
名前はもちろん分からない。


『…………』


いかにもチャラそうな人なので意図的に無視するのが良いのか、いや一応相手選手なので礼儀として挨拶を返すべきか、


まあ返せないのだけれども。


「えっ無視？！聞こえてないだけだよね？！」


「おいクソ川！遅れた分際で片付けサボってんじゃねえぞ！！」


返答に迷っているとまたまた知らない相手選手が来て、そのままチャラい人を連れて帰った。


「すまねぇ気にしないでくれ」


……とにかく男っぽい人のおかげで命拾いできたという訳だ。
心の中で盛大に感謝をし、容器を洗うことに専念した。




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