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『(レ、レンシュウジアイ?)』
なにそれ、練習なの?試合なの?どっちなの???
という疑問は結局誰にも聞けずにバスに乗りこんでいる今。
武田先生が青葉城西ってとこと組めたと慌てて入ってきたのがほんの、2、3日前。
1番の問題は、バスでどこに座るか、だ。
1番避けたいのは、田中さんと影山くんの隣。
そんな時に、月島くんが座っている所を発見し、そそくさと隣に座る。
月島
「清水先輩の隣は?」
『……田中さんがいて近づけなかった、』
月島
「あーなるほどネ」
山口
「玉川さん本当にツッキーと話せるんだね」
『安心する』
月島
「まあ、こいつらよりマシでしょ」
月島くんがいう こいつら とは目の前でこちらを凝視してくる影山くんとオロオロしている日向くんのことだと思う。
影山くんに至っては初めて会った時から嫌われてると感じているので尚更近づけない。
菅原
「ちぇ〜バスの中でタマと仲良くなろうと思ったのにな〜」
澤村
「やめなさい、俺らまだ懐かれてないんだから。玉川のペースに合わせるぞ」
なぜか、菅原さんは私のことを「タマ」と呼ぶようになり、澤村さんはいつもお父さんの様な関わり方をしてくる。
田中
「おい玉川!なんで月島はいいんだよー!!!」
月島
「玉川さん怖がってるのでヤメテいただけますかー(笑)」
田中
「月島コノヤロウ!!!!」
田中さんに至っては半径1m以内近づけないでいる。
近づける日は来るのだろうか……と先が遠くなる。
それでも皆さん優しいことは知っているので、そのうち話せるようになるだろうと謎の自信があるのも事実なので、そんなに心配はしていない。
山口
「!玉川さん寝てる!」
月島
「うるさい山口」
田中
「はぅあっ、、美しい……」
菅原
「おー、さすがの月島もタマにはゲロ甘だな〜」
澤村
「日向とかだったら絶対肩すら貸さないだろうな」
目的地に到着するまで私は月島くんに寄りかかって寝ていたらしく、謝罪をした。
菅原
「ほんとネコみたいだよなー。タマってあだ名ピッタリだべ」
菅原さんのこの一言で、「タマ」と呼んでくるのか菅原さんだけでなく、さらに増えたのは謎でしかなかった。
日向
「…………」
いつもみたいに元気がない日向くんを心配していると、私が寝ている間に田中さんに吐いてしまい、それからも緊張MAXらしい。
日向くんでも緊張するのか、
『がんばってね』
日向
「はっ、、ハイ!!!!!」
澤村
「おーい、タマ。逆効果だぞー」
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紅 - とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (4月25日 8時) (レス) id: 147f4e35b6 (このIDを非表示/違反報告)
刺身(プロフ) - 美月さん» ありがとうございます!本当にそういう言葉が励みになります、頑張ります!! (4月6日 13時) (レス) @page14 id: 775b66082c (このIDを非表示/違反報告)
美月 - アッ...これどちゃくそ好きな作品だぁ最高だぁ...いやマジ神作すぎんだろ....エグ...刺身さん!マジですっっっごい面白いです!無理せずがんばって下さいおうえんしてます! (4月3日 1時) (レス) @page13 id: b90e800c25 (このIDを非表示/違反報告)
刺身(プロフ) - ピンスさん» そう言って頂けてうれしいです!がんばります! (3月25日 22時) (レス) id: 775b66082c (このIDを非表示/違反報告)
ピンス(プロフ) - めちゃめちゃ好きな作品です!!続き気になります!更新楽しみにしてます!! (3月24日 21時) (レス) id: a7fb103bed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:刺身 | 作成日時:2024年3月21日 21時