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黒尾
「へー、それであいつら居ないのか」
無事にテストも終わり、合宿がスタート各自、技術の向上に励んでいた。
私を含め、3人以外は。
日向君は英語、影山くんは現国、そして私は数学。
普段から馬鹿なヤツはちょっと頑張るだけじゃダメなんだぞ、と先生から指摘まで受けたレベルだ。
合宿、まあ行けないのは仕方ないことか、と1人きっぱりと切り替える私とは別に日向くんと影山くんはどうにか行こうとしていた所田中さんのお姉様が送ってくれることになった。
さすがに私は選手でもなくマネージャーなので行けないと思っていたが田中さんにお前も準備してろよ、と声かけられてしまった。
補講が終わり、校門へ急ぐと、金髪の鋭い女性が立っていた。
どうやら、田中さんのお姉様のようだ。
「「「 お願いします! 」」」
何故か日向君が助手席に座ってしまったので私と影山くんが後ろに座った。
影山くんの隣だなんて緊張して寝れないな、と覚悟した。
と思っていたのも束の間、いつの間にか寝ていたらしく日が沈む前に体育館に着いていた。
目を覚ますと影山くんに膝枕をしてもらっているような体制だったので、びっくりし謝罪をした。
日向
「ププッ!顔赤いぞ」
影山
「あぁ?!うるせえボゲェ!」
『ホントにごめんね…夏なのにくっつかれて暑かったんでしょ、、』
冴子
「いやぁ青春だね〜続きが気になるよ!」
夏にもかかわらず私はずっと何時間も影山くんにくっついて寝ていたみたいなので、暑くなり体が火照ったようだ。
それを日向くんに煽られ喧嘩が始まりそうになっていたが、
冴子
「お前ら急がなくていいの?」
というお姉様の一声で喧嘩は始まらずに済んだ。
着いた後、澤村さんに事情を説明し、影山くんがいつもより調子が悪いかもしれない、と言うと困ったような、呆れたような顔をされた。
澤村さんにあんな顔されたのは初めてだったので、俺らの大切なセッターを、と後からいじめられたらどうしようと、それからはずっと震えながら試合を見ていたのは秘密。
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清水
「Aちゃん、大丈夫?」
菅原
「なんでそんなに震えてんだよ?!」
「「烏野のマネちゃん泡吹いてね?!」」
『( シメられるシメられるシメられるシメられる…… )』
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紅 - とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (4月25日 8時) (レス) id: 147f4e35b6 (このIDを非表示/違反報告)
刺身(プロフ) - 美月さん» ありがとうございます!本当にそういう言葉が励みになります、頑張ります!! (4月6日 13時) (レス) @page14 id: 775b66082c (このIDを非表示/違反報告)
美月 - アッ...これどちゃくそ好きな作品だぁ最高だぁ...いやマジ神作すぎんだろ....エグ...刺身さん!マジですっっっごい面白いです!無理せずがんばって下さいおうえんしてます! (4月3日 1時) (レス) @page13 id: b90e800c25 (このIDを非表示/違反報告)
刺身(プロフ) - ピンスさん» そう言って頂けてうれしいです!がんばります! (3月25日 22時) (レス) id: 775b66082c (このIDを非表示/違反報告)
ピンス(プロフ) - めちゃめちゃ好きな作品です!!続き気になります!更新楽しみにしてます!! (3月24日 21時) (レス) id: a7fb103bed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:刺身 | 作成日時:2024年3月21日 21時