【HQ】烏野の猫系マネ

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「それでマネージャー、一緒にやってみないかな？」


『…………うん、』



私が咄嗟に答えてしまったこの選択は果たしてどうだったのだろう。





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入学式、家から近いということで烏野高校に入学した。
性格上、人と話すことは苦手なのでまた友達が出来ずに終わるかな、と内心ガッカリしていた。


しかし、高校は思ったよりもパリピが多かったようで___



「ねえ！マネージャーしない？！」

「水泳部なんだけどさ！！」

「バスケって興味無いかな？！！！」


中学とは全く別世界みたいに、放課後には教室にたくさん部活勧誘が来ていた。
私も例外ではなく、様々な先輩に声をかけられた。


が、16年間人見知りをこじらせている私からすると、どうしていいか分からなくて、なにも答えれずにいたら痺れを切らした先輩たちはいつの間にかどこかへ行く、この繰り返しだった。



そんなときに



「ちょっといいかな」


今までは男の先輩が多かったけど、女子の先輩に声をかけられた。同性ということにひどく安心し、そのまま先輩の話を聞いた。

清水潔子先輩という方らしく、とても名前が似合う外見だなぁ……と惚れ惚れした。

「それでマネージャー、一緒にやってみない？」


正直あんまり、話しはよく聞いてなかった。
けど、



『………うん、』


清水先輩の綺麗な目に引き込まれ思わず答えてしまった。
人見知りな私にマネージャーが務まるのかは分からないけど、とにかく自分を変えるチャンスだとは思った。


私の返事に、もっと目を輝かせた清水先輩に抱きつかれた。


「ご、ごめんね、断られてばかりだったから嬉しくて、じゃあ今日の放課後、迎えに来るね！」





これが猫と烏野バレー部の出会い。



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