第6話 ページ8
山田はチップを机に置き、説明してくれた。
「これがチップだ。レートは1枚1万円だからな。」
「とりあえず、120枚にしたから」
そう言い、私の目の前にチップが用意された。
すると、客席の方をみると、入間銃兎がいた。
あいつも気がついたのか、私に手を振ってきた。
呑気だな。
「(全部で240万円分…それをジャンケンてやり取りするのは、狂ってるな。でも、お手並み拝見するぞ。A。)」
入間がそんなことを考えているとも知らずに、私はギャンブルをはじめていく。
「賭け枚数は1セットごとにAが決めてくれ!」
「ものは試しだからとりあえずやってみろ!何枚賭ける?」
「……そうね。じゃあ2枚で。」
クラスメイトが投票していく。
その投票したものから3枚ずつカードを引いた。
「(……いきなりこんなことやらされてAも大変だな)」
「(このギャンブルでグーチョキパー全ての選択肢があることなんて稀だな)」
「(2枚しか引かないんだからグー2枚でパー1枚みたいに偏ることの方がはるかに多い。もし自分の手札にグーが多ければ全体的にグーが多い可能性がある。……ってことは相手もグーを出す可能性が高いからこちらはパーを出す…)」
「(大体そんな不確かな読み合いのギャンブルだからな)」
入間はそんなことを考えながらAと二郎のギャンブルをみていくことを知るわけがない。
「…………」
「決めたか?合図で一緒に出せよ。」
「それじゃあいくぞ。」
「ジャンケン…」
「ポン!」
「まずはAが一勝だな。」
「ありがとう。それでは2枚頂くね。」
「要領はこれで分かっただろう?どんどんいくぞ!」
「……あァ」
「じゃあ次は…」
「50枚でお願い。」
クラスメイトがざわついた。
「!」
「(……へぇー面白いことするんだな)」
「………意外と勝負師なんだな。Aって」
「別に。普通でしょ。」
また投票がはじまり、また再開した。
「(次は二郎が勝った。Aは次、2枚を賭けるのか……)」
「(またジャンケンをして次勝ったのはAか。そして、また50枚賭けた。)」
「(次は二郎が勝ったな。50万円は二郎のものになった。)」
「Aは2枚賭けか。)」
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鈴華(プロフ) - 理人さん» リクエストありがとうございます!!時間があり次第、全員にドッキリするというお話を書きたいと思います!!是非、またリクエストしてください!これからも応援よろしくお願いします!!!!! (2019年6月17日 7時) (レス) id: f98d5a2969 (このIDを非表示/違反報告)
理人 - すみません!リクエストいいですか?夢主が全員にドッキリというのをしてほしいです!無理だったら大丈夫です! (2019年6月16日 23時) (レス) id: 1b1cdfc4cd (このIDを非表示/違反報告)
鈴華(プロフ) - 宵闇雪女さん» 続きますね。。文字数が足りなくて…。名前変更を反映されないとはどういうことでしょうか?作者馬鹿なので分かりません。説明してくれた応えられますので、お時間ある時にまた、コメントで教えてくれたら改善等をしていきます。これからも応援をよろしくお願いします! (2019年6月15日 1時) (レス) id: f98d5a2969 (このIDを非表示/違反報告)
鈴華(プロフ) - 宵闇雪女さん» コメントありがとうございます!!嬉しすぎます!好みの小説と言って頂き涙がでそうになりました!ありがとうございます!!! (2019年6月15日 1時) (レス) id: f98d5a2969 (このIDを非表示/違反報告)
鈴華(プロフ) - 理人さん» コメントありがとうございます!!嬉しいですっ!好きになってくれてありがとうございます!!これからも応援よろしくお願いします!!!!!! (2019年6月15日 1時) (レス) id: f98d5a2969 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぱ ら ら | 作成日時:2019年3月25日 2時