第16話 ページ18
あれからしばらく歩き、いいサボり場所まで案内してもらった。
いいサボり場所は、まさかの図書室だった。
え、ここサボり場所にしていいの？
みんな来るところだよね！？
すると、山田が図書室の説明をしてくれた。
「ここは図書室だけど、この学園のみんなはギャンブルしか興味ないから、図書室があっても気づいている人なんていないんですよ。」
「図書室に来る人はよっぽどの人じゃない限り、ここへは来ませんよ。」
「へぇ〜」
人が来ないのは好都合だな♪
でも私はある疑問を思いつき、山田に質問をした。
「図書室って普通、鍵がかかってるんじゃないの？」
その質問に対して、山田は的確に応えてくれた。
「僕は生徒会役員でもあり、図書委員長でもあるので、鍵は僕がもってるんですよ。」
「え？そうなの？山田も生徒会役員なんだ…」
「……はい、まあ。」
へー
「すごいね。」
そう言うと山田は顔が赤くなっていた。
「…………もしかしてさ、女とあまり関わったことないでしょ？」
「っ……べ、べつに、そんなことは」
あ、図星だね。
「……ふふ、そんな風な顔をしていればもう大丈夫だよ。」
山田はキョトンとしていた。
「え？」
やっぱり、自分で気づいているようで気づいてないんだね。
「＿＿＿私が山田に話かけたのは、寂しそうだったからだよ。」
「教室の様子を見て、辛そうにしてた。」
「……何かあったの？」
私はそう聞くと、山田はしばらく喋らなかった。
うん、それでいいかもね。
ちゃんと悩んで、考えているからそれで充分なんだよ。
“今”はね。
だから、無理しなくてもいい。
私は山田を引き寄せ、抱きしめた。
「此処にはお前の“敵”なんか誰一人とも居ない。だから、今まで我慢してきた分、頑張ってきた分、泣いていいんだよ。」
「私は山田のこと、好きだから。山田はいい奴だって、私は分かるから。」
「だって、初めて会った人なんかに普通、いいサボり場所を案内してくれないでしょっ？」
「山田は、三郎は、優しい人だって、知ってるから。」
「……もう、泣いていいよ。」
私がそう言うと、三郎は私の腕の中で、泣き喚いた。
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鈴華(プロフ) - 理人さん» リクエストありがとうございます！！時間があり次第、全員にドッキリするというお話を書きたいと思います！！是非、またリクエストしてください！これからも応援よろしくお願いします！！！！！ (2019年6月17日 7時) (
レス) id: f98d5a2969 (このIDを非表示/違反報告)
理人 - すみません！リクエストいいですか?夢主が全員にドッキリというのをしてほしいです！無理だったら大丈夫です！ (2019年6月16日 23時) (レス) id: 1b1cdfc4cd (このIDを非表示/違反報告)
鈴華(プロフ) - 宵闇雪女さん» 続きますね。。文字数が足りなくて…。名前変更を反映されないとはどういうことでしょうか？作者馬鹿なので分かりません。説明してくれた応えられますので、お時間ある時にまた、コメントで教えてくれたら改善等をしていきます。これからも応援をよろしくお願いします！ (2019年6月15日 1時) (レス) id: f98d5a2969 (このIDを非表示/違反報告)
鈴華(プロフ) - 宵闇雪女さん» コメントありがとうございます！！嬉しすぎます！好みの小説と言って頂き涙がでそうになりました！ありがとうございます！！！ (2019年6月15日 1時) (レス) id: f98d5a2969 (このIDを非表示/違反報告)
鈴華(プロフ) - 理人さん» コメントありがとうございます！！嬉しいですっ！好きになってくれてありがとうございます！！これからも応援よろしくお願いします！！！！！！ (2019年6月15日 1時) (レス) id: f98d5a2969 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱ ら ら | 作成日時：2019年3月25日 2時
