【テニプリ】私の兄はスピードスター

★俊足35☆ ページ35

白石side

財前「部長....」
白石「ん？なんや財前」
財前「何で屋上の物陰で昼飯なんすか...」

財前の言った通り、俺は今財前と屋上の物陰で昼飯中や。
白石「気分や気分！」
財前「何で俺なんすか....」
白石「それもきぶんや」←

財前がとなりでため息をついたとき、屋上の扉が開いて甲高い声が響いた。
川梛「本当にくるかなー？謙也君の妹ー」
瑠美「くるっしょ！単純そうじゃん」

あれは確か....マネ希望やった川梛？
財前と物陰から顔を少し出して見てると、Aちゃんが入ってきて川梛が一方的に責めてる感じやった。

財前「これ...嫌な予感するんすけど」
財前が呟いた言葉は的中、川梛が名前を呼んだ女子がAちゃんの周りの女子4人程の顔を叩き、自分の顔も叩いた。

川梛「ちょっと何するの！Aちゃんやめて！」
明らかAちゃんを呼ぶとこだけ強調したと思えば謙也が入ってきて....謙也はまんまと女子の演技に騙されてた。

さらにはAちゃんの頬を叩きよった。
俺と財前は、あいつら全員が屋上の扉の方に視線がないのを隙に屋上からゆっくり出た。

その瞬間Aちゃんが必死に屋上から出ていった。

財前「部長...」
謙也「財前に白石！何してるんやこんなとこで....」
財前「それはこっちのセリフっすわ」

白石「謙也、ちょっとは頭冷やしい。財前、追いかけんで。」

謙也に軽く視線を刺し、財前と一緒にAちゃんを追いかけた。

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