5話 ページ11
錆兎と真菰は既に鱗滝さんが引き取り一緒に暮らしてる設定で進めさせてせて頂きます
それと喋ります、口調など作者の捏造です
貴方様の思ったような口調とズレてしまっていましたら申し訳ございません。ご容赦ください
〜鱗滝side〜
幸を山の上まで連れて行き夜明け迄に麓の家へ戻ってくる事、制限内までに戻ってこれなければ、親族の元へ送り届ける事を伝えてから一番最短、最速で戻れる道を駆け足で下った
家に戻り幸を待つ
錆兎と真菰はもう寝ているあの子達はいつも夜明け頃に起きるからそれまでに帰ってこなければあの子はきちんと親族の元へ送り届けよう…
┈┈┈┈┈
夜明けまでに間に合っても間に合わなくてもきっと罠に嵌りボロボロになって帰ってくるだろうと思い手ぬぐいや薬箱を出して囲炉裏のもとで座り待っていた
一刻ほどたった時微かにあの子の焦っているような匂いがした
きっと息が切れ酸欠を起こし目眩で、濃い霧で良く見えないのだろう、そう思い戸を開けようと立ち上がると
ガラガラッ
と勢いよく戸が開けられ幸が倒れ込んできた
咄嗟に受け止め容態を確認する
頭から血を垂れ流し、痣を見える所だけでも数箇所つくり泥だらけで汗で体が冷えている
真「鱗滝さん、おはよう…あれ幸さん帰ってきたの?」
鱗「嗚呼、起きたばかりで悪いが泥と汗を拭いてやってくれないか」
真「うん!わかった、その前に顔洗ってくるね」
┈┈┈┈┈
真菰に幸の汚れや血を綺麗にしてもらい朝餉を作り錆兎と真菰は鍛錬をしに山へ行った
これからはこの子も一緒に鍛錬すると伝えたら真菰は嬉しそうだったが、錆兎はまだ落ち着かないらしい
戻って来てからずっと眠っているがピクリとも動かず思わず一刻置きに息をしているか確認してしまった
夕餉を食べ幸が起きる気配がないため
そのまま布団へと入った
┈┈┈┈┈
翌朝家の裏に囲炉裏用の薪を取りに行き家に戻ると幸が起き上がっていた
外から戻ってきたことに気づいて不安そうに
『あの、戻ってきた時の事を覚えてないのですが、私は合格ですか…』
戻ってきた時の事を覚えていなかったのか、あの時は少しばかり驚いた、意地でも間に合わせて帰っきてやる、どうだ帰ってきたぞ、と顔に書いてあったのに
しかしその後すぐ気絶したので覚えていないのも頷けるが…儂はしっかり聞き取れる様に伝えた
鱗「亜村幸…お前を認めよう 先ずはその怪我を治せ、鍛錬はそれからだ」
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作者名:朔 | 作成日時:2021年11月28日 21時