ハチミツイロ＿＿Reo (ページ8)

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学校に着くと早速クラスの奴らに囲まれた。

『玲於くん、A先輩に振られたんでしょ？
私と付き合おうよ～』

「バカじゃないの？俺諦めてないから」

隼「バカって…笑」

A先輩にも、

こういう奴と一緒だと思われてるってことでしょ？

…ありえねえ。

『会って二日でしかも公衆の面前で
よく告ったな～、どんだけ自信あったんだよ笑』

ってまた、遠回しにdisってるよね、それ

「自信つーか…好きって思ったから言っただけ」

『やること言うことまでイケメンだな笑』

『そこがやっぱ違うよな～普通の奴とは笑』

普通の奴ってなに

…めんどくさっ

隼「玲於は超素直な人種だからな」

『なにその人種！笑』

まあ、隼が笑いに変えてくれるから

別に気になんないけど。

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” そういうはっきりしてる人は

私も好きだよ ”

素直に嬉しかった。

俺のこと、受け入れてくれてる気がして。

俺、諦める気なんてさらさらないし

絶対振り向かせるって自信しかないし

…って言っても

どうしたら振り向いてくれるのかなんて

全然分かんないけど。

「やっぱ、お互いのこともっとちゃんと知らなきゃだよな」

隼「お、玲於がまともなこと言ってる」

「俺はいつでもまともだよ」

隼「玲於モテるくせに恋愛初心者なんだもん笑」

「うっさい笑初めてだし、こんなの…」

隼「確かに、玲於が本気なのって初めて見たなあ。
ダンスのことしか頭になかったのに笑」

まじで本気。

ダンスとはまた話が別になるけど

気持ち的には同じくらい、本気。

何が好きとかどこがいいとか

聞かれてもよく分かんないけど

この人だって思ったんだ。

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きっと俺がこの先

こんなに好きって思うのは

この人だけだって。

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