純 愛 。＿＿Reo__#２

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それから少し経って




結局玲於はずっとうちに居る。









今日はあたしの方が先に仕事が終わって帰宅。



いつも玲於の方が遅いけど


珍しく早く終わりすぎて暇だ。





ちょっと凝った料理でも作ろうかな〜


なんて考えてると



ケータイが鳴り出した。







「もしもーし」


涼太『あっ、もう仕事終わった？』


「うん、もう家だよ」


涼太『俺今終わったんだけど行っていい？』


「え？うち？」


涼太『うん。茜たちも呼ぼうと思ったんだけど
あの二人も一緒だったらAんちが一番近いし』


「あーでも、うちはちょっと…」


涼太『ダメ？』


「う〜ん…」





あたしたち四人はよく

誰かの家に集まったりもする。



みんなの家からも駅からも近いからと

大抵うちを提供することが多い。




いつもすぐいいよ〜って言うのに

今日はダメなんて言ったら


絶対怪しまれる…





「うちちょっと散らかっててさ〜笑」


涼太『Aのは散らかってるに
入んないから大丈夫だって笑』


「いや、でも…」





どうしよう…



なんて思ってると


ガチャッと玄関が開く音




いや、タイミング良すぎだから！！





「ちょっ、ちょっと今日は外で飲まない？」



涼太『え〜もう向かってんだけど！笑』



「はっ！？待って！今準備するから外で待ってて！」









玲於「誰？」






ハッとして見ると



不機嫌そうな顔をしながら


ネクタイを解いてる玲於




シーッ！っとジェスチャーすると


疑うような目で睨んでくる。






涼太『え、誰かいるの？』


「えっ！？いないいない！」


涼太『でも今声…』


「いないよ！とりあえず準備するから下で待ってて！」







それだけ言って慌てて電話を切った。





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