純 愛 。＿＿Reo__#２

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体を離そうとしても


玲於は離れてくれない。









玲於「何も知らない…俺。

Aの、好きなものとか
嫌いなものとか…


なんも、知らない…」









「…うん……」









玲於「…酷いこと言った」









「……… 」









玲於「傷付けた……ごめん…」









.









途切れ途切れに言葉を繋ぐ玲於





きっと、朝のこと言ってるんだよね









「平気だよ…？全然気にしてない」









玲於が謝ることなんて


何もないのに









「あたしも、玲於のこと傷付けちゃったよね。

ごめんね…？」









そう言うと玲於は


小さく首を横に振った。









その時、ふと気付いたんだ。








もしかして、涼太がこの部屋に来た…？







鈍った頭で必死に記憶を辿れば


玄関で靴を脱がせてもらったことを思い出した。







そこからは…？





思い出せない…









「玲於…涼太に会ったの……？」







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