純 愛 。＿＿Reo__#２

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．









どれくらい歩き続けたんだろう







薄暗くて、長い長いトンネルを





どこへ向かっているのかも


分からないまま









.









これが夢だってことは分かる。





だけどそれでも



こんなところで一人は寂しくて


怖くて









.









「誰か…… 」









.









.









.









『…A＿＿………A、』









大樹………？









『A、』









気付くと目の前に大樹がいて



ぎゅっと手を握ってくれた。









.









『大丈夫だよ』








.









その笑顔と温もりに




胸の奥から何かが込み上げて


涙に変わっていくのが分かった。









.









「待ってた…ここにいて？」




「行かないで、大樹…… 」









.









強く手を握り返すと


優しく笑って






『ここに居るよ』






そう言ってくれたから



安心してまた眠りについた。






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