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Aを一番幸せに出来るのは俺じゃない
あの時、痛いほど自覚させられた
高校の頃、仲が良かった俺ら。
それを良く思ってない奴がいることも知ってた。
大丈夫だと思ってたんだ
何か悪いことが起きるなんて考えてもなくて
でもあの日、俺のせいでAは泣いた。
その後すぐにデビューが決まって。
泣かせるくらいなら、側に居なくていい。
俺はAのこと幸せに出来ないって
側に居たらきっとまた泣かせることになるんだって
痛いほど分かったから
Aのためなら俺は、なんだってする
離れることだって、苦しくない
泣かせることの方がきっとつらいんだって
言い聞かせて
どっちが大事かなんて、比べられないし
比べるもんじゃない
でも俺はAよりも、ダンスを選んだ
きっと間違ってない
Aは今、幸せそうだし
俺は夢を叶えて
…これで良かったんだ
A「玲於？」
「…ん？」
A「あ… びっくりした、悲しい顔してた」
「…大丈夫だよ笑」
Aの側に居られるのは、あと少し。
こんな自分勝手なことも
今だけは、許して欲しい。
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ﾊﾞﾝﾘ。(プロフ) - Rayさん新作待ってました！ Rayさんのお話どれも大好きです(^^) 応援してます、更新頑張ってください！ (2017年9月16日 7時) (
レス) id: ed18e1cfc2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ray
| 作成日時：2017年9月15日 21時
