線香花火。＿＿Reo (ページ20)

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Aside＿＿＿＿＿

それからすぐに、玲於の夢者修行が始まって

それぞれ受験勉強や就活も始まったりして

４人で会うこともなくなった。

もしあの時、玲於を突き放したりしなかったら

忙しい中でも会えてたかも知れない。

今までもそうだったから。

テレビでしか玲於を見ることがない夏休み

頑張ってる玲於は、本当にかっこよくて。

つまんないな、玲於がいないと

毎日が、キラキラじゃなくなって。

高校最後の夏休みが

もう少しで終わっちゃう。

会いたいよ…

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そんな時、ミカから電話が来た。

ミカ『あ、もしもしA？あのね、隼がみんなで花火しようって！来週の火曜日、二人とも暇なんだって！A来れる？』

来週の火曜日…

「空いてる…」

ミカ『本当！？よかった！じゃあ隼に言っとく！』

来週、会える…

嬉しくてたまらなかった。

玲於にひどいこと言っちゃったこと

謝りたい

仲直りしたい。

もう遅いかな…

でも、後悔したくないから

ちゃんと伝えたい。

.

もし、玲於が笑ってくれたら

…好きって、言おう

.

玲於はきっと、自分のせいで私が泣いたって

責任感じてる

だから関わってこなくなったんだよね。

分かるよ、ずっと一緒にいたから

玲於はそういう人だって

大切にしてくれてたの

ちゃんと分かってる

だから今度は、私が伝えたい。

．