１２＿＿ ページ12
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「…ねえ、また会いたいんだけど…
出来れば、毎日でも」
A「え……」
「Aと居たい。…結婚までの一ヶ月、側に居させてよ」
Aが掴んだ幸せを、奪おうなんて考えてない
第一、あの時にした俺の決意は
揺らいだわけじゃない。
俺の幸せは、Aと居ることだったけど
それはAの幸せじゃない
でも…
結婚っていうのが何を意味するのかなんて
子どもでも分かること
結婚って、永遠の誓いだろ
もうどんなに望んだって
俺とAが愛し合うことは
永遠にない
だから…
それまでの時間、俺にくれよ
せめて、その間だけでも
側に居させてよ
．
好きなんだよ…
．
．
叶わない想いなんだと知った途端
今まで抑えてきた何かが吹っ切れて
もう我慢しなくてもいいんじゃないかなんて
自分勝手なことを考えてしまう
．
A「…うん」
それでもAは
俺の言葉に小さく頷いたから
．
．
その瞬間から
俺とAの、最後の一ヶ月が始まった。
．
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ﾊﾞﾝﾘ。(プロフ) - Rayさん新作待ってました！ Rayさんのお話どれも大好きです(^^) 応援してます、更新頑張ってください！ (2017年9月16日 7時) (
レス) id: ed18e1cfc2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ray
| 作成日時：2017年9月15日 21時
