46の錬金術 ページ46
東方司令部
リザ「スカーの目撃情報はエルリック兄弟達の一件以降皆無です」
ハボック「もうイーストシティにはいねえんじゃないですか?」
とハボックは答える。
ロイ「いてもらわねば困る」
ハボック「はあ?」
ロイ「セントラルでもてあました事件を解決できれば私の株も上がるというものだ。
(フッ…利用できるものはすべて利用する。
私が大総統の地位について軍事の全権を掌握するまではね。」
リザ「不穏当な発言は慎んだ方がよろしいかと。」
ロイ「あぁ。せいぜい気をつけるとしよう。」
そこへ部下が報告に入って来た。
部下「失礼します。たった今、マール川で爆発がおきたと
報告がありました」
ロイ「何?」
***
現場へ向かうと、
その近くにスカーの上着が落ちていた。
下の部分は破れて血がついていた。
リザ「スカーが着ていたものに間違いないと思います」
ロイ「死体はでたのか?」
ハボック「捜索はしてますが…どの道この出血では無事ではないでしょう。」
ロイ「うむ。しかし、死亡を確認するまで油断はできん。
ハボック少尉」
ハボック「はい」
ロイ「おまえの隊は瓦礫の撤去作業をつづけろ。
昼も夜も休みはなしだ。なんとしてやつの死体をひっぱりだせ。」
ハボック「うへぇ〜かんべんしてくださいよ。俺たちを過労死させる気ですか。」
ロイ「うるさい。やつの死体をこの目で見るまで私は落ち着いてデートもできんのだ。」
ハボック「ああ、そうですか〜」
フュリー「た、大佐!!」
その時、フュリー曹長が息を切らして大佐の元へ走ってきた。
ロイ「どうした?死体が見つかったのか。」
フュリー「い、いえ!現場近くに生存者が!女性です!」
ロイ「なんだと!!」
『女性』と言う言葉に大佐はすぐに反応した。
ロイ「何処だ!意識は?」
フュリー「年齢などは不明、まだ意識は無い状態、怪我は軽症です。」
?「っ……」
担架の上に少し幼い少女が倒れていた。
ロイ「…医療室に連れて行け。」
フュリー「はっ!」
***
野次馬の中に2つの影があった。
ラスト「逃げられちゃったのね」
グラトニー「食べ損ねた…。」
指をくわえるグラトニー。そのグラトニーの頭をポンと撫でるラスト。
ラスト「はいはい、また今度ね。
ま、あれだけやっとけばスカーもしばらくは動けないでしょ。私はまたセントラルに戻るわ。お父様にスカーのこと、報告しとかなくちゃね…」
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リアル(プロフ) - いえいえ、がんばってください! (2017年8月20日 17時) (レス) id: e78141143e (このIDを非表示/違反報告)
霊奈♪(プロフ) - あ、本当ですね…;ご指摘ありがとうございます!後日また直します! (2017年8月19日 18時) (レス) id: 88ca8a2660 (このIDを非表示/違反報告)
リアル(プロフ) - 国家錬金術師ではなく、国家錬金術師の資格ですよ? (2017年8月19日 16時) (レス) id: e78141143e (このIDを非表示/違反報告)
霊奈♪(プロフ) - ナギサさん» ありがとうございます!!これからも頑張って更新します♪ (2017年6月28日 16時) (レス) id: 88ca8a2660 (このIDを非表示/違反報告)
ナギサ - とても、面白かったです♪ (2017年6月28日 16時) (レス) id: 8678f43e84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:霊奈♪ | 作成日時:2016年8月17日 20時