36の錬金術 ページ36
電車の停車中
少佐「ドクター・マルコー！ドクター・マルコーではありませんか！？」
ドクター・マルコーと呼ばれた男性の顔がみるみるうちに青ざめていく。
少佐「中央のアレックス・ルイ・アームストロングであります！！！」
少佐の名を聞いた途端、私達に背を向けて走って行ってしまった。
貴「知り合いですか？」
少佐「中央の錬金術研究機関にいたかなりやり手の錬金術師だ。錬金術を医療に応用する研究に携わっていたが、あの内乱の後行方不明になっていた」
内乱…！
エド「降りよう！！」
立ち上がったエドを見て私も立ち上がった
少佐「降りるのはリゼンブールという町ではなかったのか？」
エド「そういう研究をしてた人なら生体錬成について知ってるかもしれない！！！」
アルと荷物を降ろして途中下車をした
***
少佐「こういうご老人が通りませんでしたかな？」
少佐がマルコーさんの似顔絵を描いて男性に見せた
？「マウロ先生」
？「知ってる！」
貴「マウロ？」
？「この町は見ての通り皆貧乏でさ。医者にかかる金も無いけど先生はそれでもいいって言ってくれるんだ」
良い人なんだ…
？「絶対助からないと思った患者でも見捨てないで看てくれるよな」
？「俺が耕運機に足を巻き込まれて死にそうになった時も綺麗に治してくれた」
？「治療中にこう…ぱっと光ったかと思うともう治っちゃうのよ」
エド「錬金術？」
少佐「恐らく」
町の人に道を聞きながら診療所にたどり着いた。
梨沙「でも何故偽名を使って田舎に隠れ住んでいたんだ？なんで逃げたんだ？」
少佐「ドクターが行方不明になった時に極秘重要資料も消えたそうだ。ドクターが持ち逃げしたともっぱらの噂だった…我々を機関の回し者と思ったのかもしれん」
エドが扉をノックして開ける。
エド「こんにち…」
パン！
銃弾がエドをギリギリで掠めていく
マルコー「何しに来た！！」
少佐が銃を構えるマルコーさんに説明しようと試みる
少佐「落ち着いて下さい、ドクター」
マルコー「私を連れ戻しに来たのか！？もう彼処には戻りたくない！お願いだ！勘弁してくれ」
少佐「違います、話を聞いて下さい」
マルコー「じゃあ口封じに殺しに来たか…だまされんぞ」
少佐「落ち着いてくださいと言っておるのです！」
少佐が担いでいたアルを箱ごと投げつけ←
とりあえず落ち着いた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 14人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リアル(プロフ) - いえいえ、がんばってください！ (2017年8月20日 17時) (
レス) id: e78141143e (このIDを非表示/違反報告)
霊奈♪(プロフ) - あ、本当ですね…；ご指摘ありがとうございます！後日また直します！ (2017年8月19日 18時) (レス) id: 88ca8a2660 (このIDを非表示/違反報告)
リアル(プロフ) - 国家錬金術師ではなく、国家錬金術師の資格ですよ？ (2017年8月19日 16時) (レス) id: e78141143e (このIDを非表示/違反報告)
霊奈♪(プロフ) - ナギサさん» ありがとうございます！！これからも頑張って更新します♪ (2017年6月28日 16時) (レス) id: 88ca8a2660 (このIDを非表示/違反報告)
ナギサ - とても、面白かったです♪ (2017年6月28日 16時) (レス) id: 8678f43e84 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：霊奈♪ | 作成日時：2016年8月17日 20時
