二十の錬金術 ページ21
エド「この近辺で生体錬成に詳しい図書館か錬金術師を紹介してくれないかな」
ロイ「今すぐかい?せっかちだな まったく」
エド「オレたちは一日も早く元に戻りたいの!」
イライラしながらエドは言う
ロイ「ええとたしか…ああこれだ
『遺伝的に異なる二種以上の生物を代価とする人為的合成』つまりキメラ錬成の研究者が市内に住んでいる。
『綴命(ていめい)の錬金術師』
ショウ・タッカー」
車に乗り込みタッカーさんの家に向かう途中で大佐は知っている限りのことを説明してくれた
ロイ「2年前人語を使うキメラの錬成に成功して国家錬金術師の資格をとった人物だ」
エド「人語を使うって…人の言葉を喋るのか?キメラが?」
ロイ「そのようだね
私は当時の担当じゃないから実物を見てはいないのだが、人の言うことを理解しそして喋ったそうだよ。
ただ一言
『死にたい』
と。その後エサも食べずに死んだそうだ
まあとにかくどんな人物か会ってみる事だね」
貴「………」
梨沙「…なぁ、大佐」
ロイ「なんだね?」
梨沙「私たちをその人に会わせてどうするつもりだ?どうしてその人を紹介した?」
いきなりの質問攻めにさすがの大佐も困惑した表情を浮かべる
ロイ「どういう意味だね」
梨沙「だって『死にたい』だなんて言うキメラはおかしい。」
貴「気づいてるんでしょ?
人語を話す生物はこの世で人間だけですよ?」
ロイ「そんなもの君達に言われなくたって知っている、だが…」
貴「ほんとにわかってるんですか?」
ロイ「わかってるさ
何かあれば戦えばいいだろう」
梨沙「…戦えると思ってるのか?」
ロイ「?」
梨沙「もういい
(大佐はわかってない…ワシが言ってるのは
『彼が人間と動物を錬成した可能性がある』
と言っとるんじゃ…どうしてわからんのだ…)」
貴「(落ち着いて梨沙。…ほんとうに何もなければいいけど…)」
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リアル(プロフ) - いえいえ、がんばってください! (2017年8月20日 17時) (レス) id: e78141143e (このIDを非表示/違反報告)
霊奈♪(プロフ) - あ、本当ですね…;ご指摘ありがとうございます!後日また直します! (2017年8月19日 18時) (レス) id: 88ca8a2660 (このIDを非表示/違反報告)
リアル(プロフ) - 国家錬金術師ではなく、国家錬金術師の資格ですよ? (2017年8月19日 16時) (レス) id: e78141143e (このIDを非表示/違反報告)
霊奈♪(プロフ) - ナギサさん» ありがとうございます!!これからも頑張って更新します♪ (2017年6月28日 16時) (レス) id: 88ca8a2660 (このIDを非表示/違反報告)
ナギサ - とても、面白かったです♪ (2017年6月28日 16時) (レス) id: 8678f43e84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:霊奈♪ | 作成日時:2016年8月17日 20時