蒼空を架ける 涙雫【東方project×鋼の錬金術師】

十二の錬金術 ページ12

客「ひでぇ…」

親方の店は突然の火事によって燃えてしまった

客「昨日の夜ヨキの部下が親方の店の周りをうろついてるの俺見たぞ」

客「畜生…汚ぇマネしやがる…」



貴「(……。)」




カヤル「…親父が錬金術をやってたのはこの街を救いたかったからなんだ
なぁエド、あんた黄金を錬成できる程の実力者なんだろ？ぱっと錬成して親父…街を救ってくれよ…！」

エド「だめだ」


カヤル「そんな…いいじゃないか 減るもんじゃないし！」

エド「錬金術の基本は『等価交換』！
あんたらに金をくれてやる義理も義務もオレにはない」

カヤル「てめえ…
てめえそれでも錬金術師か！！」


カヤルがエドの服を掴み殴りかかろうとする


エド「『錬金術師よ大衆のためにあれ』…か？
ここでオレが金を出したとしてもどうせすぐ税金に持っていかれ終わりだ
あんたらのその場しのぎに使われちゃこっちもたまったもんじゃねー」

エドはカヤルの手を振り払う

エド「そんなに困ってるならこの街出てちがう職さがせよ」

梨沙「(…正論。何より金の錬成は犯罪だしな)」


彼らには悪いが私たちにできることはない
…多分

親方「小僧、おまえらにゃわからんだろうがな
ここが俺達の家で棺桶よ」

貴「(棺桶…か……)」

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