【呪術廻戦】呪霊を祓いに来ただけなので、事件はお呼びではないです

112話 ページ46

A『…それが可能なら何処まで戻るの？』

女王「あなたたち全員とサヨの記憶は今のままで、時間を昨日の早朝、サヨが謎を解く瞬間に戻しましょう。

あなたたちはその時間、ここに居なかったかもしれないけど、ここに移しておくわ。
あなたたちの思い通りになるといいわね...。」




そう言って、真紅の女王は目を閉じた。




Aはそこで違和感を感じた



何故ここまで自分達の都合の良い願いをそちらから提案するのだろうか？



コナン「…」

降谷「…」



二人も同じ事を思っているのか、じっと女王を見据えている

女王は小さく何かを呟いたかと思うと、スッと意識が遠のいた…




.
















.















.
















.















A『ん…』


目を覚ますとそこは、普通の世界の屋敷のキッチンだった


コナン「ここって…」



あたりを見渡すと、女性が一人横たわっていた



サヨ「ん…ここは」


A『えっと…笹岡サヨさんですか？』


サヨ「は、はい…私…」


安室「大丈夫ですか？」


素ではなく、安室透に戻る



サヨ「私、ずっと貴方達の事を見てました…
いろいろしていたんですけど、驚かせてしまって…」


A『やっぱり、貴方が…』



やはり、亡霊となった笹岡サヨが、自分達にメッセージをしていたようだ



コナン「昨日謎を解いたの？」


サヨ「ええ、まさか、こんな事になるなんて…」



それはそうだろう

こんな事が起きるなんて、思っても見なかっただろう



話し込んでいると、誰が近付いてくるのに気づく

ちゃんと呪力があって、平均並みだ



結城「あれ？サヨさん、この人達って…」


コナン「結城さんだよね

僕覚えてる？小五郎のおじちゃんと一緒にいたんだけど…」


結城「ああ！毛利さんの！
あれ？もう到着されてるんですか？」


安室「いえ、毛利さんは体調不良で…
毛利さんの弟子である僕が来ることになったんです

こちらの方も協力してくださる方ですよ」




そう言って、Aを紹介する安室

どうやったらスラスラとそんな嘘が出てくるのか…




A『よろしくお願いします』

結城「そうなんですね！
これから食事何ですけど、食べて行かれませんか？」

コナン「えっと…」


チラッとコナンはAの方を見る

Aはこれからしないといけない事がある

これは絶対だ



A『すみません、私、少しやる事があるので』



そう言って、Aは一人部屋を出て行った

113話　終→←111話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す