【呪術廻戦】呪霊を祓いに来ただけなので、事件はお呼びではないです

111話 ページ45

Aは最後の問題を聞いて、案外簡単な問題なんだなと、思った

それは他の二人も同じようですぐに答える事は出来るだろう


A『これはもう、確定ですよね？』

コナン「まぁね」

降谷「まさかとは思っていたが、こうも簡単だと逆に怖いな」

A『あー、ひっかけ的なやつですか？』

コナン「でも、他に居ないから大丈夫だと思うよ」




もう答えは一人しか考えられない






女王「あら、どうやら簡単すぎたようね？
でも、これが本当に最後の問題よ

答えは全員で同じものを言っても良い。別々の答えを言っても良い。

でもいずれにせよ、全員が答えるまで、成否の判定はしない。
消去法は認めないということよ。間違った答えを出したものは、 私の黄金となり、永遠に魂を奪われるわ。」



そこまで語った女王はクスリと笑った後、微笑を浮かべて




女王「私は誰でしょう？」




その問いを待っていたかのように、三人は同時に答えた









「「『笹岡サヨ』」」









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女王「ふ...。正解よ。」



女王はクスクスと笑いながら合否を答えた
やはり、思った通りである



女王「あなたたちの願い事は、何かしら。」

A『少し考える時間を！』

女王「ええ、良いわよ」



三人は向き直り、お願いを決める


A『どうします？
多分ですけど、みんなを生き返らせる事は出来ないと思うんですよね』

コナン「ここから安全に出られるのかも怪しい所だけど」

A『うーん、それは大丈夫なんじゃないかな？まぁ、保証はできないけど』

降谷「何が叶えられるか分からない以上、下手な事は言わずに何か考えるしかないな」

A『…みんなを生き返らせる方法……』





女王「今、彼らを全員生き返らせることは、不可能ね。」


女王は話を聞いていたのか、一番聞きたかった事の答えを答えてくれた




女王「ただし、別の方法であなた達の願いを叶えること はできるわ。

それは、この屋敷の謎を解かなかったことにするということ。少女たちを死ななかったことにすることよ。」


降谷「そんな事が可能なのか？」


女王「今の私ではこれが限界なの
生き返らせる事は出来なくとも、無かった事には出来るわ？」



人智を超えた力に恐怖が湧く
空間を歪めたり、時間感覚を狂わせたりする呪霊を見てきたが、過去を変える呪霊など見た事も無い

それほどまでに女王は異質な存在なのだ

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